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成熟し、人はますます若くなる 

成熟し、人はますます若くなる 佐藤友美子 編著

佐藤友美子 編著

発売日:2008.05.15
定価:1,760円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-4186-5

品切れ

この本の内容

戦後の日本を築いた様々な分野の先達が次世代へ伝えたいメッセージを熱く語る。

目次

はじめに(佐藤友美子)

第一部 自然とともに生きる
人と環境が対立するという考えを正せ……四手井綱英(京都府立大学名誉教授・元学長)
「子どもの自然」を大人が取り上げたらいかん……河合雅雄(丹波の森公苑名誉公苑長)
二十一世紀は「生きもの」を再発見する時代……岡田節人(JT生命誌研究館特別顧問)
一度ガツンと頭をぶつけないと環境意識は変わらない……吉良龍夫(元滋賀県琵琶湖研究所長)

第二部 〈まち〉をつくる
都市発展には個人の細かい知恵の集積を……下河辺淳(元国土庁事務次官)
都市をつくって、まちをつくらず……田村明(都市政策プランナー)
手塩にかけてまちをつくる……大高正人(建築家)
州‐東京から人口の逆還流が生まれる……山東良文(道州制ビジョン懇談会委員)

第三部 情報化する社会のなかで
まず常識を疑え……梅棹忠夫(国立民族学博物館顧問)
NPOは脱工業社会の柱……林雄二郎(日本NPO学会会長)
希薄になった人間関係と礼儀作法の回復を……角山榮(前堺市博物館長)
「子どもの世紀」から「子ども忌避の世紀」へ……本田和子(お茶の水女子大学名誉教授)

第四部 生活を見つめ直す
生活革命としての現代田舎暮らし……津端修一(自由時間評論家)
食べ方というのは、人生そのものです……辰巳芳子(料理評論家)
多様化のなかにも原理はある……川添登(建築評論家)

第五部 文化を創る力
日本語という言語は二十一世紀にも不易……鶴見俊輔(哲学者)
時代に合い、古典の味がぷんぷんとある狂言を求めて……茂山千作(大蔵流狂言師)
ハードがどんなに進んでも、芸術を創造するのは人……高野悦子(岩波ホール総支配人)
創造力は自由な生き方からしか生まれない……朝倉摂(舞台美術家)

おわりに(佐藤友美子)

著者紹介

佐藤 友美子(さとう ゆみこ)
サントリー次世代研究所部長
立命館大学文学部を卒業後、サントリーに入社。平成元年サントリー不易流行研究所の設立メンバー。国土交通省交通政策審議会委員など。
著者に『現代家庭の年中行事』(講談社現代新書)