ホーム > 書籍出版 > 未来を洞察する 

未来を洞察する 

未来を洞察する 博報堂フォーサイト/鷲田祐一 著

博報堂フォーサイト/鷲田祐一 著

発売日:2007.03.28
定価:2,090円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-0207-1

オンラインで購入

この本の内容

博報堂のコンサルタントが、自ら実施している「未来洞察=フォーサイト」の手法を詳説。10年先を予想する力を身につけ、環境変化に適応できるビジネス感覚を身につけよう。

目次

第1章  2015年の社会変化
1 日本企業にとっての未来洞察の必要性
2 ポスト・マーケティングの時代
3 脱・高度経済成長型の企業組織
4 少子高齢化と女性の社会進出
5 グローバル化と新しい競争
6 社会イノベーションの視点でみた経営変革と、未来洞察

第2章  フォーサイトのための論理構造とテクニック
1 なぜ未来はわからないのか?
2 拡散と収束
3 帰納と演繹
4 思考パターンと思考アプローチの組み合わせ
5 演繹的な予測と帰納的な予測の出会うところに浮かび上がる「未来像」

第3章  まず「世代」・「技術」・「企業」を読む
1 日本における「世代論」「技術普及」の意味
2 「世代」と「技術」の掛け算マップ
3 「世代効果」を読み出す工夫
4 「技術普及インパクト」を読み出す工夫:4段階仮説
5 最後に「企業戦略」を読む

第4章 「スキャニング」と未来社会ベクトル
1 イシュー・ドメインの策定
2 フラクチャー・ポイントの抽出
3 スキャニング・マテリアルのデータベース
4 スキャニング
5 インパクト・ダイナミクスと未来変化マッピング
6 未来社会ベクトルを編み上げる

第5章  シナリオ・プランニングと企業戦略
1 経営戦略キーファクターの抽出
2 4つのシナリオを想定する
3 未来ヒストリー化とシナリオ・ロジックの抽出
4 アーリー・ウォーニング・サイン」の抽出
5 戦略ポートフォリオとリスク分散
6 多様にありうる「資本主義」

第6章 2015年生活者フォーサイト
1 未来社会ベクトルと未来ヒストリー
2 ターゲットの設定と、2時点モノローグの作成
3 未来ヒストリー図による予測的なインサイト
4 ヴィジュアライズは重要
5 新技術シナリオ・ライティングと中長期産業環境分析

第7章 スキャニングを用いた未来洞察の事例紹介
1 新商品・新サービスのアイデア創造
2 2015年の日本の科学技術研究開発の問題を探索する事例
3 東アジアの2010年 4つの未来シナリオ

著者紹介

鷲田 祐一(わしだ ゆういち) 株式会社博報堂・上席研究員、兼マサチューセッツ工科大学メディア比較学科客員研究員。一橋大学商学部卒。1991年、博報堂入社。マーケティング局、博報堂生活総合研究所勤務などを経て、2003年、未来予測コンサルティングチーム「博報堂フォーサイト」の設立メンバーになる。近著に『シチュエーションマーケティング』(かんき出版、共著、2002年)、『Information Communication Technologies and Emerging Business Strategies』(Idea Group Publishing、共著、2006年)などがある。