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学問の力 

学問の力 佐伯啓思 著

佐伯啓思 著

発売日:2006.04.12
定価:1,760円
サイズ:四六判
ISBNコード:4-7571-4135-1

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この本の内容

「故郷をもった知識」を取り戻せ! センス・美意識・感受性――現代人が失った教養 の原点を体験論を通して考察。「標準化」が叫ばれる昨今、本来の学問のあり方を捉えなおす。

目次

まえがき 第一章 学問はなぜ閉塞状態に陥ったか
 1.「専門主義」と「ポスト・モダン」という不幸
 2. 教養主義の残照
第二章 体験的学問論
 1.全共闘世代と戦後民主主義
 2.原風景を求める教養
第三章 「知ること」と「わかること」
 1.センス・美意識・感受性
 2.「頭がよい」とはどういうことか
第四章 現代はなぜ思想を見失ったのか
 1.「リベラリズムの破綻」と「保守主義の困難」
 2.「理想」も「虚構」もなくなった現代日本
第五章 「保守主義」から読み解く現代
 1, 保守主義と日本人
 2, 現代を読む―――「歴史観」の問題
終 章 学問の故郷

あとがき

著者紹介

佐伯 啓思(さえき けいし)
1949年奈良県生まれ。
東京大学大学院経済学研究科博士課程終了。
現在は、京都大学大学院人間・環境学研究科。専攻は社会経済学、経済思想史。
著書に、『隠された思考』(筑摩書房、サントリー学芸賞)、『「アメリカニズム」の終焉』(TBSブリタニカ)、『現代日本のリベラリズム』(講談社、読売論壇賞)、『自由とは何か』(講談社現代新書)、『人間は進歩してきたのか』『20世紀とは何だったのか』(以上、PHP新書)、『新 「帝国」アメリカを解剖する』(ちくま新書)、『成長経済の終焉』(ダイヤモンド社)、『倫理としてのナショナリズム』(NTT出版)など多数ある。