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インターネットにおける言語と文化受容 

インターネットにおける言語と文化受容 上村圭介/原田泉/土屋大洋 著

上村圭介/原田泉/土屋大洋 著

C&C振興財団 監修

発売日:2005.12.22
定価:3,080円
サイズ:A5判
ISBNコード:4-7571-0173-2

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この本の内容

米国発のアーキテクチャであるインターネットは、世界にどれほど米国文化の影響をもたらしたのか。言語を同じくする国同士が一つの文化圏を形成しはじめる、などの現状からネットと固有文化の相克を分析。

目次

序章  インターネットにおける文化と言語
第1章 情報社会の多言語主義のための理論的枠組み
第2章 ペルーにおけるインターネットと言語・文化
第3章 グローバリゼーションに対抗する自前主義―タイの低価格PC―
第4章 カナダから見る情報社会の多言語・多文化主義
第5章 チュニジアの情報化―アラブ偏狭からみた情報社会―
第6章 中国のIT文化―独自の発展への可能性―
第7章 欧州の情報化―統合のパラドックス―
第8章 文化とパワー―世界はハワイ化するのか?―

著者紹介

上村 圭介 1972年生。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター主任研究員。1997年、大阪大学大学院文学研究科博士前期課程修了、修士(文学)。1997年4月より国際大学グローバル・コミュニケーション・センターに勤務。同センターにおいて非技術者の視点から、P2Pアプリケーション、マークアップ言語、無線通信、ブロードバンド普及政策、情報技術と多言語化に関する調査、分析に従事。2003年12月より財団法人国際情報化強力センター客員上席研究員を兼任。著書に『ブロードバンド国家戦略』(NTT出版、2003年。共著)、『デジタル・ツナガリ』(NTT出版、2004年。共著)。 原田 泉 1956年生。(株)国際社会経済研究所主席研究員、調査部長。1986年、慶応義塾大学大学院経済学研究科博士課程中退。日本国際貿易促進協会、コスモ証券経済研究所、NEC総研入社を経て、2000年7月、国際社会経済研究所設立にあたり現職。早稲田大学非常勤講師、中国華東師範大学客員教授、日本危機管理学会理事、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター・フェローを兼任。著書に、『ネット社会の自由と安全保障』(NTT出版、2005年。編著)、『デジタル・ツナガリ』(NTT出版、2004年。編著)、『21世紀東アジア世界の展望』(日本経済評論社、2004年。共著)、『デジタル・デバイド』(NTT出版、2001年。共著)など多数。 土屋 大洋 1970年生。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科助教授。1999年、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了。博士(政策・メディア)。専門は国際関係論、情報社会論、政策過程論。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター、慶應義塾大学総合政策学部を経て2005年より現職。著書に『情報とグローバル・ガバナンス』(慶應義塾大学出版会、2001年)、『ネット・ポリティクス』(岩波書店、2003年、第19回テレコム社会科学賞受賞)など。