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米国モバイル市場のダイナミズム 競争と寡占

米国モバイル市場のダイナミズム 小野伸治 著

小野伸治 著

発売日:2005.09.12
定価:1,980円
サイズ:四六判
ISBNコード:4-7571-0168-6

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この本の内容

移動体通信をめぐる企業間の競争が動きが熾烈を極めるアメリカ。2000年代前半まで、アメリカにはサービスを提供する主だった企業が6社あったが、過激な競争が展開されることにより2004年に巨大合併が相次ぎ、3強1弱という(Cingular,Verizon,SPRINT・Nextel,T-Mobile)寡占化への流れが一気に加速した。一方の日本は、これとは逆に、これまでNTTドコモ、KDDI、Vodafone の実質3社による競争市場であったところへ、ソフトバンクとイー・アクセスが新規参入の意向を示し、さらに競争が促進されようとしている。まったくアメリカと逆のベクトルへ進む日本。はたしてモバイル通信業態のあるべき姿とはなにか。競争か、再独占か、再再編なのか。アメリカ市場を透かして日本の移動体通信市場の未来を探る。

目次

第1章 統合に向けて動くアメリカの携帯電話事業者
第2章 アメリカのセルラーの誕生からこれまで
第3章 アメリカの携帯電話の現状と特徴
第4章 アメリカでの新しいワイヤレスの動き
第5章 ケーブルテレビと通信事業者との新たな競争

著者紹介

小野 伸治(おの のぶはる) 1968年、名古屋大学工学部電子工学科卒業、同年電電公社入社。1972年、フランス政府給費留学生としてグルノーブル大学留学。1989年NTTアメリカ副社長としてシリコンバレーに勤務等