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日本の産業システム9 金融サービス 

日本の産業システム9 金融サービス 堀内昭義/池尾和人 編

堀内昭義/池尾和人 編

植草益 総編集

発売日:2004.11.26
定価:4,180円
サイズ:A5判
ISBNコード:4-7571-2108-3

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この本の内容

金融システム危機の原因と、それが産業部門などに与えてきた影響を検証。金融危機からの脱出策を理論と実証の両面から考察すると同時に、危機離脱後の金融システムの機能を規定する枠組みのあり方を議論する。

目次

 1   序論:日本の金融サービス業 ―危機と再編
第1部 日本の金融サービス業の危機
 2   日本の金融システムはなぜ機能不全に陥っているか
 3   金融制度改革はなぜ十分な活力を生み出さなかったのか?:
     当事者不在のまま動く日本型改革の限界
 4   金融システムにおける融資取引関係の可能性と限界
補論  融資取引関係の単純なモデル
第2部 日本の金融サービス業の将来
 5   証券業の現状と将来
 6   資産運用業の現状と将来
 7   リテールバンキングのビジネスモデル
補論  なぜ集中改善期間をもうけて大変革を行わねばならないのか
 8   日本における証券化の現状と展望
 9   日本の企業経営統治と金融システム
10   日本の金融の将来

著者紹介

堀内 昭義(ほりうち あきよし)
中央大学総合政策学部教授。1943年生まれ。
67年、東京大学経済学部卒業。73年、同大学院経済学研究科博士課程修了。
東京大学大学院経済学研究科教授などを経て現職。専攻、金融論。
〈主要著書〉『日本の金融政策』(東洋経済新報社、1980年)、『金融論』(東京大学出版会、1990年)など
池尾 和人(いけお かずと)
慶応義塾大学経済学部教授。1953年生まれ。
75年、京都大学経済学部卒業。80年、一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。
京都大学経済学部助教授などを経て現職。専攻、金融論。
〈主要著書〉『日本の金融市場と組織 ―金融ミクロ経済学』(東洋経済新報社、1985年)、『現代の金融入門』(ちくま新書、1996年)など