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モール、コンビニ、ソーホー デジタル化がもたらす都市のポピュリズム

モール、コンビニ、ソーホー 松葉一清 著

松葉一清 著

発売日:2002.11.19
定価:3,300円
サイズ:四六判
ISBNコード:4-7571-0081-7

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この本の内容

〈アクチュアル〉と〈ヴァーチャル〉、〈リアル〉と〈デジタル〉の狭間で、都市は生き残ることができるのか? 建築評論の第一人者による気鋭の都市論。

目次

プロローグ モール、コンビニ、ソーホー――神経系の都市へ
受けろ、測れ、追尾せよ――未来を開くGPS
粗くせよ、塗りたくれ、図化せよ――神は細部を離れ給う
スキャンせよ、コピーしろ、貼り付けろ――ラスベガス万歳!
蒔け、這わせよ、生成せよ――コンピューター・ジェネレイティッド・シティー
繋げ、覗け、払え――パリのウェブカマー
歌え、飛ばせ、黙り込め――無線化するネットワーク
卑屈になれ、迎合せよ、刹那的であれ――ポピュリズムの空間
勝手せよ、孤立せよ、漂流せよ――ポスト・モダン・マーケティングの座標
多様化せよ、折衷せよ、互換せよ――ユニバーサル・スペースを超えて
媚びろ、圧殺せよ、放置せよ――解放のメディア
凝視せよ、目をつぶれ、直進せよ――虚構の地下牢空間
濃くあれ、偏せよ、屋台せよ――オタクの空間
流れよ、拾え、物欲せよ――Learning from Akihabara
交差せよ、乗り継げ、束ねろ――ノードの比重
改装せよ、更新せよ、強くあれ――首都ソフトの更新
読め、崇めよ、集積せよ――図書館の思想
倒せ、高めよ、誇示せよ――繁栄のイコン
屈め、転べ、触れろ――アラカワさんの身体テーマパーク
開け、通せ、生き延びよ――地球の思想
デジタル化せよ、携帯せよ、自爆せよ――アパートメント・アヴァンギャルド
悲観せよ、救われよ、光を見よ――ジャン・ヌーベルの二十一世紀
エピローグ 都市の聖体回復――電子のスプロールの向こうへ

著者紹介

松葉一清 (まつば・かずきよ)
朝日新聞編集委員。建築評論家。
1980年代に建築におけるポスト・モダン論を主導、1990年代以降はデジタル文化をはじめ幅広い領域に言及し、執筆活動を続けている。
著書に『アンドウ 建築家安藤忠雄の発想と仕事』(講談社)、『現代建築ポストモダン』『ポストモダンの座標』『近代主義を超えて』(以上、鹿島出版会)などがある。