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ディズニーとは何か 

ディズニーとは何か 有馬哲夫 著

有馬哲夫 著

発売日:2001.11.13
定価:2,420円
サイズ:四六判
ISBNコード:4-7571-2075-3

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この本の内容

アメリカの文化的グローバリズムの代表として考えられる「ディズニー」。なぜミッキーマウスやドナルドダックはそれだけのポピュラリティを獲得できたのか。我々の身の回りに氾濫しているディズニー「文化製品」について、そのシステムがどうなりたっているのか、そのコンテンツはいかなるイデオロギーと構造に裏打ちされているのか、そのような「文化的」氾濫をひきおこすディズニー社とはいかなる存在なのかといった問題について光をあて、「ディズニーとは何か」という問いに対し答えを見出そうとする意欲作である。

目次

序章 ディズニーという文化環境
第一部 ディズニーとは何か
第一章 人間ディズニー
第二章 ディズニーというスタイル
第三章 文化産業としてのディズニー

第二部 アメリカにとってのディズニー
第四章 『南部の唄』と黒人差別
第五章 アメリカ史をディズニー化する
第六章 アメリカ史のなかのディズニー

第三部 フェミニズムにとってのディズニー
第七章 ウォルト式ヒロインの作り方
第八章 ディズニー・フェミニズムの始まり

第四部 各国にとってのディズニー
第九章 ディズニーの起こした文化摩擦
第一〇章 「文化」は誰のものか
終章 日本にとってのディズニー

著者紹介

有馬 哲夫(ありま てつお)
早稲田大学社会科学部および大学院社会科学研究科(メディア論)教授。
著書に『テレビの夢から覚めるまで』『デジタルメディアは何をもたらすのか』(国文社)、訳書にノリス『脱構築的転回』、マレー『デジタル・ストリーテリング』いずれも国文社)がある。