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すみとも風土記 銅が来た道

すみとも風土記 佐々木幹郎 著

佐々木幹郎 著

普後均 写真

発売日:2001.03.19
定価:1,540円
サイズ:四六判
ISBNコード:4-7571-4026-6

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この本の内容

銅が日本をささえていた時代があった。そしてその中心にはすみともの技術があった。すみとも400年の歴史をたどり、日本の先人技術者たちの苦労と喜びをたどることは、日本の行く末を原点から見直すことにつながらないだろうか。日本全国に残る住友の故地をたどった詩人の感性と写真家の曇りない眼がとらえきった日本文化のエッセンス

目次

1.家祖・政友が旅に出た日――越前丸岡町
2.政友、理衞門に会う――京都
3.東横堀川と銅吹きの浜――大阪(その1)
4.維新の激動と商都のデザイン――大阪(その2)
5.文明開化の音がする――神戸
6.異国の船は風に乗って――長崎
7.最上川が運んだ上方文化――寒河江市・幸生銅山
8.青い鉱山と赤いベンガラ――成羽町・吉岡鉱山
9.ブロンズの町――高岡
10.西日と宰平――別子銅山(その1)
11.夢と記憶の壷、四阪島――別子銅山(その2) 四阪島
12.伝説とツガザクラ群落と――別子銅山(その3) 旅の終わりに
あとがき

著者紹介

佐々木幹郎(ささき・みきろう)
詩人。
著書に『パステルナークの白い家』(書肆山田)、『中原中也 悲しみからはじまる』『雨過ぎて雲破れるところ』(ともに、みすず書房)などがある。