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「中台統一」 21世紀東アジアのパワーバランス

「中台統一」 王曙光 著

王曙光 著

発売日:2001.02.02
定価:1,980円
サイズ:四六判
ISBNコード:4-7571-4023-1

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この本の内容

「朝鮮半島の次は台湾」とばかりに台湾関連の書籍が出ていますが、その多くが、この問題の行方を左右する最大の要因が「北京の意向」であることから目を背けていないでしょうか。中台指導部に厚い人脈を誇る著者が、日本人には想像もでき ない中国の論理と内幕、そして中台双方の最新戦略、対日感、対米感などを解説します。日本人評論家や台湾人ジャーナリスト、アメリカ人アナリストにはちょっと書けない中台統一のシナリオ。中台問題、アジア政治、国際関係論などのコーナーにお取りそろえください。

目次

第一章 統一大業 二〇世紀中国の最大課題
 中国の伝統的功罪観/最強の対台湾統一工作機構/台湾市場攪乱にみる中国の策略/「外交カード」としての台湾 など
第二章 転換期を迎える台湾の対中政策
 台湾化の一〇年/「台湾の子」陳水扁の柔軟性と意外性/台湾住民は何を恐れているのか/統一志向が強い台湾軍将校の存在/陳政権の「密使」/など
第三章 「武力威嚇」の中国 「孤島死守」の台湾
 台湾海峡に武力衝突が起こり得るのか/台湾防衛戦略新構想の落とし穴/中台戦力の逆転は何を意味するか/など 第四章 台湾海峡をのぞむ日米の戦略
 「周辺有事」に目を取られる日本の盲点/多数の人員死傷に耐えられない米国/「米軍介入」を中国はこう見ている/毛沢東の米国観はいまも生きている/など
第五章 台湾問題の平和的解決を目指すために
 中国祖国統一のために何をすべきで、何をすべきでないか/◇台湾 安定と発展のために何をすべきで、何をすべきでないか/など

著者紹介

王 曙光(おう こうしょう)
拓殖大学国際開発学部教授