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複雑さの帰結 複雑系経済学試論

複雑さの帰結 塩沢由典 著

塩沢由典 著

発売日:1997.05.30
定価:3,300円
サイズ:四六判
ISBNコード:4-87188-517-8

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この本の内容

人間の経済行動は複雑な状況においていかになされるか、またその行動を可能にしている系の作動方式はどのようなものなのか、今話題の“複雑系”を経済学の視点から見る。

目次

まえがき
プロローグ 複雑さの学としての経済学
1.複雑系の行動学
 1.複雑さの帰結
 2.人はなぜ習慣的に行動するのか
 3.慣行の束としての経済システム
2.複雑系のシステム論
 4.ゆらぎ・あそび・ゆとり
 5.組織における世界像分業
 6.システム二元論の誤謬
3.経済学の再生のために
 7.定常性の第一義性――一般均衡理論に抗する一試論

著者紹介

塩沢 由典(しおざわ よしのり)
1943年生まれ。
京都大学理学部数学科卒。同大学院理学研究科修士課程修了。大阪市立大学経済学部教授。
主な著書に『数理経済学の基礎』(朝倉書店)、『市場の秩序学』(筑摩書房、91年度サントリー学芸賞)など。