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ブラジルの記憶 「悲しき熱帯」は今

ブラジルの記憶 川田順造 著

川田順造 著

発売日:1996.07.16
定価:1,601円
サイズ:四六判変型
ISBNコード:4-87188-621-2

品切れ

この本の内容

レヴィ=ストロースの名著の舞台南米を訪ね、その変貌や開発と保護の矛盾、ブラジル文化の特異性を文化人類学者の目から美しい文と写真で追う。20世紀の問題を全て背負ったブラジル紀行。

目次

1 反世界としてのブラジル
2 灰まみれのモラトリアム・ピーターパンたち
3 なぜ熱帯は今も悲しいのか
4 「紐文学」と口誦の伝統
5 私にとってのブラジル――十二年ののちに
あとがき
参考文献

著者紹介

川田 順造(かわだ じゅんぞう)
文化人類学者。東京大学教養学科卒業。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究助教授。国立民族学博物館併任教授。西アフリカブルキナファソ(旧オートボルタ)の無文字社会の研究を中心に多くの業績がある。文章家としても著名。
『曠野から』にてエッセイストクラブ賞、『口頭伝承論』で毎日出版文化賞受賞。