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講座公的規制と産業 第五巻金融
発売日：1994.09.12
定価：4,592円
サイズ：A5判
ISBNコード：4-87188-290-X
品切れ
この本の内容
銀行、証券、保険、公的金融等、主要な金融業務分野における規制の現状と金融業政の在り方を理論的、実証的に分析。業務分野を横断する規制問題の本質を把え、より本格的な規制緩和を示唆。
目次
『講座・公的規制と産業』編集にあたって
序章 堀内昭義
第1章 日本経済と金融規制――変遷と課題 堀内昭義
第1節 金融仲介と規制
1.金融仲介メカニズムにおける規制
2.金融規制の目的と変遷
第2節 金融規制の変遷――高度成長期からから1980年代まで
1.金融規制と経済発展
2.経済構造の変化と規制の変化
3.競争制限的規制の重要性の低減
4.規制の再編成
第3節 1990年代の金融規制――われわれが直面している課題
1.迫られる金融システムの構造調整
2.金融規制体系における金融当局の位置づけ
3.公的金融の位置づけ
第4節 結び
第2章 信用秩序と銀行規制 池尾和人
第1節 はじめに
第2節 銀行規制の根拠
1.信用秩序の維持
2.預金者保護
3.政府保証の提供
第3節 セーフティ・ネットと銀行行動
1.リスク負担の促進
2.中立的なスケジュール
3.負債の意義
第4節 日本の銀行規制
1.護送船団行政
2.金融環境の変化
3.早期の破綻処理の必要性
第3章 証券市場の規制と証券業の規制 三輪芳朗
第1節 証券会社の免許制
第2節 規制の目的と規制内容の検討方法
第3節 投資家保護
第4節 投資家保護と参入規制・固定手数料制
第5節 自主規制:政府と取引所と証券業協会
第6節 取引所と証券業協会の自主規制
第7節 取引所とは何か
第8節 証券とは、証券業者とは
第9節 「証券化」について
第10節 結び
第4章 金融市場の業務分野規制 神田秀樹
第1節 業務分野規制の法的枠組み
1.専業規制
2.業務分野規制
3.金融制度改革
4.日本の業務分野規制の特徴
第2節 業務分野規制の是非
1.業務分野規制の合理性
2.業務別子会社方式の合理性
3.日本型規制緩和の特徴と問題点
第3節 業務分野規制と競争政策
第4節 結びに代えて
第5章 転換期の金融行政 植田和男
第1節 はじめに
第2節 公的介入の根拠
第3節 公的介入のあり方:ルールと裁量
第4節 最近における目立った金融行政の動き
1.金融機関救済策に見られた特徴
2.証券不祥事と証券行政
3.株式市場をめぐるいわゆるPKO活動
第5節 裁量的政策運営の今後
第6章 公的金融と金融規制 橘木俊詔
第1節 公的金融の特色
1.公的金融の歴史
2.公的金融の特色
第2節 民間金融機関への公的規制と公的金融との関係
1.はじめに
2.中小企業金融
3.住宅金融
4.公的金融の諸問題 第3節 郵貯肥大化と民間銀行
第4節 簡易保険と民間生命保険
第5節 公的年金資金の意味
第6節 金融自由化と公的金融
第7節 結び
第7章 金融規制の国際比較 黒田晁生
第1節 アメリカの金融規制
1.金融規制の主体
2.金利・証券取引手数料規制の自由化
3.業際規制の自由化
4.支店・州際規制の自由化
第2節 イギリスの金融規制
1.金融規制の主体
2.金融機関の区分と金融自由化の進展
3.金融規制・監督システムの変化
第3節 ドイツの金融規制
1.金融規制の主体
2.金融機関の区分と業際問題
3.金利の自由化と業務の同質化
4.金融の国際化と資本市場の規制緩和
第4節 フランスの金融規制
1.金融規制の主体
2.金融機関の区分と業際問題
3.金融自由化の進展
第8章 保険業における公的規制 井口富夫
第1節 注目される保険業界
第2節 保険の特性と保険会社の業務
第3節 日本の保険規制
第4節 規制緩和への動き
第5節 保険規制の根拠と規制緩和の条件整備
第6節 保険規制のあり方
第7節 業務範囲の見直し
第8節 相互会社問題
第9節 結びに代えて
第9章 銀行経理基準と金融規制 斎藤静樹
第1節 はじめに
第2節 貸出債権の評価
第3節 有価証券の評価
第4節 オフバランス取引
第5節 外国為替取引
第6節 おわりに:BIS規制と会計基準
第10章 金融国際化と金融規制 堀内昭義
第1節 金融国際化と金融規制
第2節 日本における金融国際化の進展
第3節 国際的金融取引に関する規制の変遷
第4節 金融国際化が日本の国内金融に及ぼした影響
第5節 結び
終章 要約と今後の課題 堀内昭義
付表
索引
序章 堀内昭義
第1章 日本経済と金融規制――変遷と課題 堀内昭義
第1節 金融仲介と規制
1.金融仲介メカニズムにおける規制
2.金融規制の目的と変遷
第2節 金融規制の変遷――高度成長期からから1980年代まで
1.金融規制と経済発展
2.経済構造の変化と規制の変化
3.競争制限的規制の重要性の低減
4.規制の再編成
第3節 1990年代の金融規制――われわれが直面している課題
1.迫られる金融システムの構造調整
2.金融規制体系における金融当局の位置づけ
3.公的金融の位置づけ
第4節 結び
第2章 信用秩序と銀行規制 池尾和人
第1節 はじめに
第2節 銀行規制の根拠
1.信用秩序の維持
2.預金者保護
3.政府保証の提供
第3節 セーフティ・ネットと銀行行動
1.リスク負担の促進
2.中立的なスケジュール
3.負債の意義
第4節 日本の銀行規制
1.護送船団行政
2.金融環境の変化
3.早期の破綻処理の必要性
第3章 証券市場の規制と証券業の規制 三輪芳朗
第1節 証券会社の免許制
第2節 規制の目的と規制内容の検討方法
第3節 投資家保護
第4節 投資家保護と参入規制・固定手数料制
第5節 自主規制:政府と取引所と証券業協会
第6節 取引所と証券業協会の自主規制
第7節 取引所とは何か
第8節 証券とは、証券業者とは
第9節 「証券化」について
第10節 結び
第4章 金融市場の業務分野規制 神田秀樹
第1節 業務分野規制の法的枠組み
1.専業規制
2.業務分野規制
3.金融制度改革
4.日本の業務分野規制の特徴
第2節 業務分野規制の是非
1.業務分野規制の合理性
2.業務別子会社方式の合理性
3.日本型規制緩和の特徴と問題点
第3節 業務分野規制と競争政策
第4節 結びに代えて
第5章 転換期の金融行政 植田和男
第1節 はじめに
第2節 公的介入の根拠
第3節 公的介入のあり方:ルールと裁量
第4節 最近における目立った金融行政の動き
1.金融機関救済策に見られた特徴
2.証券不祥事と証券行政
3.株式市場をめぐるいわゆるPKO活動
第5節 裁量的政策運営の今後
第6章 公的金融と金融規制 橘木俊詔
第1節 公的金融の特色
1.公的金融の歴史
2.公的金融の特色
第2節 民間金融機関への公的規制と公的金融との関係
1.はじめに
2.中小企業金融
3.住宅金融
4.公的金融の諸問題 第3節 郵貯肥大化と民間銀行
第4節 簡易保険と民間生命保険
第5節 公的年金資金の意味
第6節 金融自由化と公的金融
第7節 結び
第7章 金融規制の国際比較 黒田晁生
第1節 アメリカの金融規制
1.金融規制の主体
2.金利・証券取引手数料規制の自由化
3.業際規制の自由化
4.支店・州際規制の自由化
第2節 イギリスの金融規制
1.金融規制の主体
2.金融機関の区分と金融自由化の進展
3.金融規制・監督システムの変化
第3節 ドイツの金融規制
1.金融規制の主体
2.金融機関の区分と業際問題
3.金利の自由化と業務の同質化
4.金融の国際化と資本市場の規制緩和
第4節 フランスの金融規制
1.金融規制の主体
2.金融機関の区分と業際問題
3.金融自由化の進展
第8章 保険業における公的規制 井口富夫
第1節 注目される保険業界
第2節 保険の特性と保険会社の業務
第3節 日本の保険規制
第4節 規制緩和への動き
第5節 保険規制の根拠と規制緩和の条件整備
第6節 保険規制のあり方
第7節 業務範囲の見直し
第8節 相互会社問題
第9節 結びに代えて
第9章 銀行経理基準と金融規制 斎藤静樹
第1節 はじめに
第2節 貸出債権の評価
第3節 有価証券の評価
第4節 オフバランス取引
第5節 外国為替取引
第6節 おわりに:BIS規制と会計基準
第10章 金融国際化と金融規制 堀内昭義
第1節 金融国際化と金融規制
第2節 日本における金融国際化の進展
第3節 国際的金融取引に関する規制の変遷
第4節 金融国際化が日本の国内金融に及ぼした影響
第5節 結び
終章 要約と今後の課題 堀内昭義
付表
索引