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近代科学の形成と音楽 

近代科学の形成と音楽 ピーター・ペジック 著

ピーター・ペジック 著

竹田円 訳

発売日:2016.12.11
定価:5,500円
サイズ:A5判
ISBNコード:978-4-7571-6065-1

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この本の内容

音楽なくして近代科学の発展はなかった!  

音楽が、天文学、数学、物理学、生物学などの自然科学分野に与えた影響を、古代から現代に至る壮大なスケールで明らかにする画期的な著作。
ケプラーの法則に音楽が影響を与えたのは有名だが、本書はさらに、無理数、光の波動説、電磁気学、電信、そして量子力学の誕生にまで音楽が関与していたことを明らかにする。また、科学史を科学革命やパラダイムシフトという観点ではなく、連続的にとらえ直そうとする野心的な本でもある。

書評掲載情報

音楽の友 2017年5月号 (2017年04月18日付)
朝日新聞 朝刊 (2017年02月05日付)
毎日新聞 朝刊 (2017年01月29日付)

目次

1章 音楽と古代科学の起源
2章 オレームの夢
3章 動かないものを動かす
4章 無理数を聞く
5章 ケプラーと地球の歌
6章 デカルトの音楽修業
7章 メルセンヌの宇宙の調和
8章 ニュートンと長六度の謎
9章 オイラー――音楽の悲しみの数学
10章 オイラー――音から光へ
11章 ヤングの音楽光学
12章 電気の音
13章 「場」を聞く
14章 ヘルムホルツとサイレン
15章 リーマンと空間の音
16章 原子を調律する
17章 プランクの宇宙の調和
18章 聞こえない調和

著者紹介

[著者]
ピーター・ペジック:1948年生まれ。物理学者・科学史家・ピアニスト。
著書に『青の物理学』(岩波書店)などがある。

[訳者]
竹田円(たけだ・まどか):翻訳家。
訳書に『ジャスト・ベイビー』(NTT出版)などがある。