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啓蒙思想2.0 政治・経済・生活を正気に戻すために

啓蒙思想2.0 ジョセフ・ヒース 著

ジョセフ・ヒース 著

栗原百代 訳

発売日:2014.10.24
定価:3,300円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-4319-7

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この本の内容

現代社会は〈右翼/左翼〉ではなく、〈狂気/正気〉に分断されている。近代社会の礎となった啓蒙思想はどこに行ったのか? この状況を打開するために、いま考えなければならないことは? 理性と直感、知と情を束ねる新たな世界観の提示。

書評掲載情報

文學界 2017年7月号 (2017年06月07日付)
日本経済新聞 朝刊 (2014年12月19日付)

目次

  序章 頭vs心

第1部 古い思考、新しい思考
  第1章 冷静な情熱 理性――その本質、起源、目的
  第2章 クルージの技法 あり合わせの材料から生まれた脳について
  第3章 文明の基本 保守主義がうまくいく場合
  第4章 直観が間違うとき そして、なぜまだ理性は必要か
  第5章 理路整然と考えるのは難しい 新しい啓蒙思想の落とし穴と課題

第2部 不合理の時代
  第6章 世界は正気をなくしたか ……それとも私だけ?
  第7章 ウイルス社会 心の有害ソフト
  第8章 「ワインと血を滴らせて」 現代左派の理屈嫌い
  第9章 フォレスト、走って! 常識保守主義の台頭

第3部 正気を取り戻す
  第10章 砲火には砲火を あるいは、なぜブタと闘うべきではないのか
  第11章 もっとよく考えろ! その他の啓蒙思想からの無益な助言
  第12章 精神的環境を守る 選択アーキテクチャー再考
  第13章 正気の世界への小さな一歩 スロー・ポリティクス宣言

エピローグ

謝辞
原註
訳者あとがき
索引

著者紹介

【著者】
ジョセフ・ヒース:1967年カナダ生まれ。トロント大学教授(哲学・公共政策・ガバナンス)。
著書に『ルールに従う』、『資本主義が嫌いな人のための経済学』などが、共著書に『反逆の神話』(すべてNTT出版)などがある。

【訳者】
栗原百代(くりはら・ももよ):翻訳家。
訳書に『資本主義が嫌いな人のための経済学』(NTT出版)などがある。