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ネット評判社会 

ネット評判社会 山岸俊男/吉開範章 著

山岸俊男/吉開範章 著

発売日:2009.10.07
定価:1,728円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-0266-8

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この本の内容

信頼社会から新しい安心社会へ? ネットオークションの仮想世界に見る近未来の姿と、山岸俊男「信頼の構造」理論の新たな展開。新しい安心社会は、人類にとって祝福となるのか、それとも呪いとなるのか?

目次

第1章 安心社会と信頼社会
 安心と信頼/針千本マシン
 針千本マシンとしての社会制度
 集団主義的制度/集団主義的秩序のコスト
 個人主義的制度/信頼の二つの役割
 安心の日本、信頼のアメリカ
 日本社会が直面する機会費用の増大
 集団主義と内向きの倫理/統治の倫理と市場の倫理
 信頼を支える社会的知性

第2章 歴史からの教訓
 マグレブ商人
 株仲間
 マグレブからジェノアへ

第3章 実験研究からの教訓
 ネットワーク上での不正取引
 マグレブ商人とネットオークションにおける評判の役割
 ポジティブな評判とネガティブな評判
 ネットオークションの実験/第1実験
 再参入可能な市場
 ポジティブな評判とネガティブな評判
 第2実験(インターネット実験)
 オークションの手続き/第1実験結果の再確認
 正直な売り手と不正直な売り手、どちらがより大きな利益を得たか?
 評判の「追い出し」機能と「呼び込み」機能

第4章 評価と評判
 評判とは/評価者の能力
 メタ評価とピアレビュー/評価基準のずれ
 評価のインセンティブ/ネットワーク上の詐欺行為と評判システム
 電子商取引に際しての評判の役割
 ネット社会における騙しの氾濫
 ネット社会における評判システムの種類と特徴
 評判システムの具体例/評判情報の抽出
 ネットワーク社会に要求される評判システム

第5章 開かれた安心社会へ向けて?
 「安心、安全」を求めて
 日本と中国での信頼ゲーム実験/信頼を伝える
 関係形成への投資としての信頼行動
 カバマダラとメスアカムラサキ
 社会装置としての社会的知性
 人は他人の表情をどこまで見抜けるか
 完全暴露原理/ユビキタス評判社会
 開かれた安心社会?

著者紹介

山岸俊男(やまぎし・としお)
1948年生まれ。北海道大学大学院文学研究科教授、日本学術会議会員。
2004年、紫綬褒章受章。
著書に『信頼の構造』(東京大学出版会、日経・経済図書文化賞受賞)、『安心社会から信頼社会へ』(中公新書)、『日本の「安心」はなぜ、消えたのか』(集英社インターナショナル)などがある。

吉開範章(よしかい・のりあき)
1954年生まれ。日本大学理工学部数学科教授。
共著書に『ネットワーク・アーキテクチャ』(オーム社)、『ITと文明』(NTT出版)などがある。