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おばあちゃんにやさしいデマンド交通システム 

おばあちゃんにやさしいデマンド交通システム 奥山修司 著

奥山修司 著

発売日:2007.08.29
定価:1,512円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-2202-4

品切れ

この本の内容

家族にもバスにも頼れない高齢者など、交通弱者の視点から地域交通のあり方を再考し、「取引デザイン」の視点から創出されたデマンド交通システムが地域の課題を解決!

目次

はじめに

第1章 有りそうで無かった交通システム ~おだかe―まちタクシーとバス・タクシーの相違点~
 e―まちタクシー発祥の地“おだか”
 e―まちタクシーの特性
 ITの活用

第2章 e―まちタクシー誕生物語
 高齢化対策事業
 膨大な調査事業の実施
 的を絞ったシステム開発
 システム概要
 システムのユニーク性
 実証実験の場所探し
 苦戦した許可申請
 三ヵ月間の試験運行

第3章 データが物語る高齢者行動の実態~五年間の総括~
 システムの齟齬
 こだわりのサービスPOS
 五年間の利用実績
 利用者特性
 行動分析
 一日の運行状況
 デマンド交通サービスの特性

第4章 まちタクシーの経済性分析
 収支状況
 行政負担
 「高い」と言われるシステム
 タクシーの借上げ料は高いか安いか
 『三方一両得』の提案
 タクシー事業者の言い分
 利益を考慮した借上げ料の設定
 食い違う会社とドライバーの言い分
 「歩合制」という慣行はドライバーにとって不利?

第5章 地域交通のあり方を再考する
 地域公共交通のサービス分類
 人の乗らない路線バスがなぜ走るのか
 行政の硬直的な考え方
 スクールバスの課題
 福祉バスの課題
 新しい交通施策
 地域交通サービスの戦略的な「結い直し」
 真の交通弱者とそのニーズ

第6章 地域活性化の新展開
 非営利事業の価値向上策
 商工会の役割
 PPPの先駆的な成功事例
 商業振興~行き先づくり~
 導入地域の取組事例
 難しい宅配事業
 地方再生のポイント

第7章 医療・介護の社会的コスト
 地域が儲かる新しい社会的連鎖
 超高齢社会における医療費・介護費問題
 医療費の現状分析
 日本医療の病巣
 まちタクシーの医療費抑制効果
 医療・介護のトータル・サポート・サービス
 理想の取引デザインの創出

おわりに
巻末附録:デマンド交通システム導入32地域一覧

著者紹介

奥山 修司(おくやま しゅうじ)
1958年生まれ。
福島大学経済経営学類教授
1987年早稲田大学大学院商学研究科博士課程中退、同年福島大学経済学部専任講師、1989年助教授、2002年教授、2004年10月の学部改組により現職。専攻は、マネジメント会計・取引デザイン。経済組織の戦略や管理を支援する会計情報の研究で、企業だけでなく地域の課題を人と金が回るビジネス(取引)という視点から解決(デザイン)する事に関心を持つ。
創案したその他のモデルとしては、小収店ビジネス(行政に代わって家庭から出るごみを仕入れて資源に変えて農家や回収事業者に販売するビジネスモデル)、給食JITシステム(地元の農家や納入業者と連携して地消地産率を飛躍的に高めることを可能にする給食のビジネスモデル)などがある。