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世界食糧ショック 黒いシナリオと緑のシナリオ

世界食糧ショック ジャン=イヴ・カルファンタン 著

ジャン=イヴ・カルファンタン 著

林昌宏 訳

発売日:2009.10.22
定価:2,090円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-2248-2

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この本の内容

食糧確保に本腰を入れ始めた各国政府、農地確保に動く大企業、大手流通業者に翻弄される消費者……。ブラジル在住の農業エコノミストが明かす、食糧危機の実態とその舞台裏。我々は、この世界的な食糧危機を回避することができるのか。

目次

第1部 危機
第1章 食糧ショックが発生するまで
第2章 持続的で強い衝撃
第3章 忍び寄るマルサスの影

第2部 黒いシナリオ――もし、何もしなかったら
第4章 変調をきたす世界の農産物貿易
第5章 先進国の食費
第6章 途上国では貧困が拡大する

第3部 緑のシナリオ――我々がなすべきこと
第7章 途上国の農業を活性化させる
第8章 先進国に責任感を植え付ける
第9章 食糧の供給安全の対価

著者紹介

【著者】 ジャン=イヴ・カルファンタン
経済学者。複数の外国の大学で客員教授を務める。これまでにも農業と食糧問題についていくつかの著書がある。
現在、農産物の国際市場の推移について研究・分析するコンサルタントとして世界中で活躍している。

【訳者】 林昌宏(はやし・まさひろ)
翻訳家。1965年生まれ。
訳書に、『コーヒー、カカオ、コメ、綿花、コショウの暗黒物語』『21世紀の歴史』『金融危機後の世界』(以上、作品社)『世界を壊す金融資本主義』『環境問題の本質』『アンデルセン、福祉を語る』『魚のいない海』(以上、NTT出版)など多数あり。