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情報批判論 情報社会における批判理論は可能か

情報批判論 スコット・ラッシュ 著

スコット・ラッシュ 著

相田敏彦 訳

発売日:2006.01.23
定価:4,950円
サイズ:A5判
ISBNコード:4-7571-0124-4

品切れ

この本の内容

従来の工業社会にとって代わった現代のグローバルな情報秩序。その主要な次元とは? そこで批判および批判理論は可能なのか。情報社会に対する批判は「情報」自体の内部からなされなければならない。

目次

第1章 情報批判

第1部 情報
第2章 テクノロジー的生活形式
第3章 活気のある地帯、ない地帯――グローバルな情報文化に向けて
第4章 非組織的組織
第5章 統御困難な客体――再帰性の帰結
第6章 メディア理論

第2部 批判
第7章 批判と社会性――記号理論の再検討
第8章 伝統、そして差異の限界
第9章 表象の批判――アンリ・ルフェーブルの空間的物質主義
第10章 時間の後の存在

第3部 情報批判
第11章 非情報的情報社会
第12章 テクノロジー現象学
第13章 非線形的権力――マクルーハンとハラウェイ
第14章 結語――コミュニケーション、コード、再生産の危機

訳者あとがき

著者紹介

著者
スコット・ラッシュ
ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ教授。
大学ではカルチュラルスタディーズセンターのディレクターも務める。

訳者
相田 敏彦(あいだ としひこ)
駒沢大学法学部教授。
1941年生まれ。東京大学文学部卒業後、NHK放送文化研究所に入所。リサーチャーとして活躍後、駒沢大学法学部助教授を経て、現職。
共著書に『コミュニケーション論』(有斐閣)、『ニューメディアと社会生活』(東京大学出版会)、翻訳書に『マスメディアと社会』(勁草書房)がある。