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ジハードとフィトナ イスラム精神の戦い

ジハードとフィトナ ジル・ケペル 著

ジル・ケペル 著

早良哲夫 訳

発売日:2005.12.22
定価:3,520円
サイズ:四六判
ISBNコード:4-7571-4120-3

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この本の内容

現代の中東問題を「フィトナ(イスラム内部の確執)=イスラムの論理の衝突」という切り口で捉えたイスラム研究の最新成果。テロなどの暴力が「ジハード(聖戦)に見えて、実はフィトナ」である可能性を指摘する。

目次

1章 オスロ和平の挫折
2章 ネオコンの革命
3章 遠くの敵を攻撃する
4章 追い詰めても倒れないアルカイダ
5章 台風の目─サウジアラビア
6章 パンドラの箱─イラク
7章 ヨーロッパの戦い
8章 イスラム世界の内なる戦い「フィトナ」
解説 対テロ戦争がもたらすフィトナの脅威─宮田律(静岡県立大学助教授 イスラム現代史)

著者紹介

著者
ジル・ケペル(Gilles Kepel)
1955年フランス生まれ。
パリ政治学院卒。国立科学研究所政治学研究員、パリ政治学院教授。ヨーロッパ屈指のイスラム研究家。欧米のマスコミを中心にイスラム政治思想についての発言が注目されている。
著書に『宗教の復讐』(中島ひかる訳、晶文社、1999年)、『ムスリムの戦争:イスラムと西欧』、『ジハード』(邦訳近刊予定)ほか。


訳者
早良 哲夫(さがら てつお)
翻訳家。元NHKカイロ特派員。訳書にR.エルヴァー『黄金のりんご』(ハーレクイン)、R.ミルロイ『サダム・フセインとアメリカの戦争』(講談社)、U.ダン『スエズを渡れ イスラエル電撃作戦』(サイマル出版会)など。


解説・監修
宮田 律(みやた おさむ)
静岡県立大学国際関係学部助教授。現代中東論。