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テレビのエコーグラフィー デリダ〈哲学〉を語る

テレビのエコーグラフィー ジャック・デリダ/ベルナール・スティグレール 著

ジャック・デリダ/ベルナール・スティグレール 著

原宏之 訳

発売日:2005.08.30
定価:3,080円
サイズ:四六判
ISBNコード:4-7571-4058-4

品切れ

この本の内容

マスメディアによるアーカイブとアクチュアリティの間断なき創出により、我々は新しい「経験」を埋め込まれようとしている。今こそ「われわれは何を記憶すべきでなにを思考すべきなのか」選択がなされるときだ。

目次

第一部
「人為時事性」ジャック・デリダ
第二部
「テレビのエコーグラフィー」ジャック・デリダ+ベルナール・スティグレール
視線の権利/アーティファクチュアリティ、ホモヘゲモニー/記憶の証書――地政とテレテクノロジー/遺産相続とリズム/「文化例外」――国家の状態、出来事/アーカイヴ市場――真理、証言、証拠/フォノグラフィー:意味――遺産相続から地平へ/幽霊的な記録(分光写真[spectorographie])/無意識の警戒
第三部
「離散的イマージュ」ベルナール・スティグレール

著者紹介

ジャック・デリダ(1930-2004) アルジェリア生まれ。20世紀を代表する哲学者の一人。現象学、エクリチュール論、ハイデガー存在論やヘーゲル弁証法との対話から始め、「脱構築」のアイデアを創始。文学理論、建築、芸術学、政治学、精神分析など多分野に影響を与える。 ベルナール・スティグレール(1952-) 政治犯として服役中に、哲学者になる。情報学の後、哲学を学びデリダの指導により哲学博士号を取得。フランスの重要なメディア政策に関わる。 原 宏之 (はら ひろゆき) 1969年生まれ。明治学院大学教養センター・助教授。「現代の教養」を模索中。表彰メディア論(言語態分析)、思想史を専攻。