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20・21世紀科学史 

20・21世紀科学史 中山茂 著

中山茂 著

発売日:2000.02.22
定価:2,750円
サイズ:四六判
ISBNコード:4-7571-6003-8

品切れ

この本の内容

20世紀の自然科学は、機械のように現象を理解する考え方、有機体として理解する考え方、そしてコンピュータやデジタルの進展によってあり方が大きく変わった。この歩みを整理・解説し、21世紀の展望を示す。

目次

序章 本書のねらい
第1部 パラダイム論
第2部 メタ・パラダイム機械論VSメタ・パラダイム有機体論
 第1章 機械論の特質
 第2章 有機体論の抵抗 生きモノ
 第3章 時系列上の変化
第3部 十九世紀末の科学観
第4部 二十世紀における展開
第5部 メタ・パラダイム機械論の問題点
 第1章 分子遺伝学サブ・パラダイム
 第2章 進歩について
第6部 メタ・パラダイム有機体論の新しい問題
 第1章 エコロジー・パラダイム
 第2章 有機体論の反撃 多様性
 第3章 医学の場合
 第4章 女性原理
第7部 第三のメタ・パラダイム コンピューター・ディジタル
 第1章 コンピューター・パラダイム
 第2章 情報パラダイム
 第3章 非線形パラダイム
 第4章 「虚験」のすすめ
 第5章 近代科学VSポストモダン科学
 第6章 コンピューターによる学問の変質
第8部 インターネットとメタ・パラダイム
 第1章 インターネットの誕生まで
 第2章 インターネットは学界を変える
 第3章 インターネットが社会に出ると―ユニックス文化VSマイクロソフト文化
 第4章 官・産にとってのイントラネット
 第5章 学・民にとってのインターネット
 第6章 インターネットは社会を変えるか
第9部 来るべきディジタル科学革命 地球環境科学
あとがき
本書のオリジナルメッセージ

著者紹介

中山 茂(なかやま しげる)
1929年生まれ。科学史家。
東京大学助教授を経て、神奈川大学教授。
主な著書に、『占星術』(朝日文庫)、『歴史としての学問』(中央公論社)、『パラダイム再考』(ミネルヴァ書房:編)、『科学革命の構造』(みすず:訳)