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不安定化する国際金融システム 

不安定化する国際金融システム 翁百合 著

翁百合 著

発売日:2014.01.29
定価:2,640円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-2320-5

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この本の内容

1980年代以降、急速に進んだ金融の自由化等が国際金融システムの不安定性を高めている。リーマンショック後の規制、監視の流れはどこへ向かうのか。世界的な金融緩和から日本の金融政策の今後まで展望する。

書評掲載情報

証券アナリストジャーナル(2014年9月号)
ファイナンス(2014年7月号)

目次

第1部 1980年代以降リーマンショックまでの金融システム
 1 金融システムの構造変化――技術革新とグローバリゼーション
 2 マクロ経済と金融システムの不安定性
第2部 金融市場の変化と規制・監督政策の変化
 3 規制緩和の背景と自己資本比率規制
 4 歴史的にみた金融危機の背景と対応
第3部 リーマンショックとその後の規制監督改革の動き
 5 リーマンショック――経緯と深刻化の背景、影響
 補 カナダはなぜリーマンショックによって大きな打撃を受けなかったのか
 6 ポスト・リーマンショックの規制監督体制の整備
 7 規制強化の流れ
第4部 欧州債務危機以降の国際金融市場
 8 欧州債務危機
 9 米国の金融緩和の出口と中国のシャドウ・バンク
 10 日本の課題を考える

著者紹介

翁百合(おきな・ゆり)
日本総合研究所理事、早稲田大学客員教授。
慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了。京都大学博士(経済学)。日本銀行を経て1992年より日本総合研究所勤務。金融審議会委員を歴任し、現在に至る。
著書に『金融危機とプルーデンス政策』(日本経済新聞出版社)などがある。