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未来を創る情報通信政策 世界に学ぶ日本の針路

未来を創る情報通信政策 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 編著

国際大学グローバル・コミュニケーション・センター 編著

発売日:2010.12.09
定価:3,740円
サイズ:A5判
ISBNコード:978-4-7571-0297-2

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この本の内容

真のICT先進国に向けて、早急に解決すべき問題とはなにか。関口和一、田中辰雄、土屋大洋ら12人の論者による日本再生への示唆。アメリカ、ヨーロッパ、デンマーク、中国、台湾、シンガポール、オーストラリアなど世界の最新動向も収録。

目次

はじめに

序章 グローバル時代の情報通信産業と政府の役割(関口和一)

■第1部 ICT利活用推進の鍵を探る■

第1章 ICT利用先進国デンマークに学ぶ
    ――行政、医療、教育の情報化(猪狩典子)
第2章 情報モラル教育からデジタル・シティズンシップ教育へ(豊福晋平)
第3章 子供に携帯を保有させるべきか
    ――6カ国国際比較からの示唆(田中辰雄)
■第2部 次世代インフラ基盤の実現にむけて■

第4章 ネットワーク中立性における共同規制の役割(渡辺智暁)
第5章 次世代ブロードバンド・アクセス網
    ――フランス・ドイツ・オランダからの示唆(アダム・ピーク)
第6章 全国ブロードバンド網に反映される
    オーストラリアの通信自由化10年のジレンマ(上村圭介)
第7章 情報通信政策と政府の関係――台湾の独立行政委員会・
    電波オークション・国際競争力強化から考える(庄司昌彦)

■第3部 イノベーションと新市場創出■

第8章 クラウドコンピューティングを超えて
    ――その上でどのようなビジネスを構築するか(中島洋)
第9章 アジアのオープンリージョナル化と情報通信産業
    ――グローバル時代の産業政策には何が求められるのか(砂田薫)
第10章 電子書籍と国際標準化(楠正憲)

終章 インターネットの未来(土屋大洋)

おわりに

索引

著者紹介

国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)
情報社会および日本社会に関する多面的かつ学際的研究を行う目的で、1991年に設立された、国際大学(http://www.iuj.ac.jp/)の付属研究所。
産官学民が協働で実践的研究を行うためのプラットフォーム機能を提供し、企業や官公庁・自治体との共同研究、受託調査研究、そして実践的な活動を一体的に進めることを特色としている。
設立以来、ICTと政治・経済・社会に関する多面的な研究を行ってきた。
情報社会研究におけるパイオニアとしての実績を活かしつつ、近年は、グローバル戦略研究、アジア研究、教育・人材育成、イノベーション、MOT(技術経営)などの分野にも力を注いでいる。
http://www.glocom.ac.jp/

関口和一(せきぐち・わいち)
日本経済新聞社編集委員兼論説委員/国際大学GLOCOM客員教授

猪狩典子(いがり・のりこ)
国際大学GLOCOM研究員

豊福晋平(とよふく・しんぺい)
国際大学GLOCOM主任研究員

田中辰雄(たなか・たつお)
慶應義塾大学経済学部准教授/国際大学GLOCOM主幹研究員

渡辺智暁(わたなべ・ともあき)
国際大学GLOCOM主任研究員

アダム・ピーク(Adam Peake)
国際大学GLOCOM主幹研究員

上村圭介(かみむら・けいすけ)
国際大学GLOCOM主任研究員

庄司昌彦(しょうじ・まさひこ)
国際大学GLOCOM主任研究員

中島洋(なかじま・ひろし)
国際大学GLOCOM主幹研究員

砂田薫(すなだ・かおる)
国際大学GLOCOM主任研究員

楠正憲(くすのき・まさのり)
マイクロソフト技術標準部部長/国際大学GLOCOM客員研究員

土屋大洋(つちや・もとひろ)
應義塾大学大学院政策メディア・研究科准教授、国際大学GLOCOM客員研究員