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ワインで考えるグローバリゼーション 

ワインで考えるグローバリゼーション 山下範久 著

山下範久 著

発売日:2009.10.22
定価:1,870円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-4227-5

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この本の内容

世界中で消費されているワインの歴史と現在を多角的な視点から論じることによって、抽象論に陥りがちなグローバりゼーションをリアルに捉えなおす。ワイン・エキスパートの資格をもつ気鋭の歴史社会学者が放つ斬新な試み。

目次

第1講 モノから見る歴史
第2講 旧世界と新世界
第3講 ワインにとってのヨーロッパ
第4講 ワインにとって近代とはなにか
第5講 ワインの「長い二〇世紀」
第6講 フォーディズムとポスト・フォーディズム
第7講 ワインとメディア――ロバート・パーカーの功罪
第8講 テロワールの構築主義
第9講 「テロワール」をひらく
第10講 ワインのマクドナルド化?
第11講 ローカリティへの疑問
第12講 ツーリズムとしてのワイン
第13講 ワインの希望

著者紹介

山下範久(やました・のりひさ)
1971年生まれ。立命館大学国際関係学部准教授。
著書に『世界システム論で読む日本』(講談社選書メチエ)、『現代帝国論』(NHKブックス)などがあり、訳書にウォーラーステイン『脱商品化の時代』フランク『リオリエント』(藤原書店)などがある。
ワインに対する造詣が深く、日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート、米国ワインエデュケーター協会認定スペシャリスト・オブ・ワイン(CSW)を持ち、アカデミー・デュ・ヴァンで講師も務める。