『サイエンス・イマジネーション』刊行記念
瀬名秀明さん×円城塔さん×池上高志さん講演会
〜 科学・SF・アートが見る夢 〜
講演内容(予定)
- 人型のロボット、ロボット型の人
- 人らしきものと人の距離
- SFになっても科学にならないもの。科学になってもSFにならないもの。
- イマジネーションが先か、体が先か
- 科学・SF・アート、それぞれの見る夢
- 言葉にならないもの
- 生命・意識・時間
- 日時 :
- 2008年9月30日(火)18:30〜
- 会場 :
- 三省堂書店 神保町本店8階 特設会場
- 入場料 :
- 500円(税込)
- 定員 :
- 100名
- お問い合わせ :
- 神保町本店 1階
(代)03-3233-3312
講演会終了後にサイン会を予定しております。対象書籍は『サイエンス・イマジネーション』です。
講師紹介
瀬名秀明 (せな ひであき)
1968年生まれ。1995年、『パラサイト・イヴ』で日本ホラー小説大賞を受賞。1998年、『BRAIN VALLEY』で日本SF大賞を受賞。フィクションとノンフィクションの両方を手がけ、作家の立場から学術研究に参画し、その成果を文芸業界に還元するなど、独自の作家活動を進めている。「サイエンスとフィクションのはざまを、すさまじく鋭敏な感覚で、もっともダイナミックに歩んでいる』(櫻井圭記)との評価もある。他に小説の著作として『デカルトの密室』『Every Breath』、編著作・共著作として『ロボット・オペラ』『ミトコンドリアの力』などがある。
円城塔 (えんじょう とう)
1972年生まれ。2006年、『Self-Reference ENGINE』で小松左京賞最終候補。2007年、「オブ・ザ・ベースボール」で文学界新人賞受賞、芥川賞候補。文芸誌、SF専門誌などに精力的に新作を発表している。他の著作に、『Boy's Surface』がある。「機能する小説」、すなわち「読んでいるうちに計算が実行されるような小説」への強い志向は、小説の地平を切り開く新しい 波として大いに注目される。
池上高志 (いけがみ たかし)
1961年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科准教授。理学博士。専門は複雑系の科学、つまりコンピュータの中で人工生命を作り出す研究をしているが、最近は、新しい化学実験(自分で動き出す油滴)や、自律的なロボットの実験など、コンピュータの外で(しかし生命そのものではなく)人工生命を作ろうとしている。また音楽家の渋谷慶一郎氏と第三項音楽という新しいサウンド=アートの形態を模索中(代表作はフィルマシーン)。著書に、『動きが生命をつくる』がある。