書籍出版
シリーズ企画
叢書コムニス communis
コムニス(communis)とは、ラテン語で「共同の、共有の」「義務をともに果たす」「贈り物を交換する」という意味で、英語のコモンやコミュニティの語源だと考えられています。
<情報><メディア><コミュニケーション>の礎を問い直す本シリーズを象徴するとともに、読者のみなさんと「共同」していくという願いをこめました。
シリーズコンセプト
- <情報><メディア><コミュニケーション>という三つの概念を中核とし、これらを改めて問い直していく
- 現代的テーマについて、気鋭の書き手が、理論的に厳密でありかつ創造性に富んだ論考を展開する
- 扱うテーマは、情報社会論、情報経済論、デジタル文化論、都市論、身体論、認知論、記号論、メディア論、技術論、生命論など多岐にわたる。従来の領域に収まらないような新分野の創出も試みていく
- 内容・文体は、「読みやすさ」「理解しやすさ」「知的刺激」「啓発」を主眼とする
最新刊情報
- 「場所」論
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発売日 :2008.12.22定価 :3,080円
90年代にインターネットが急速に普及し、「ウェブ空間」や「ネット空間」と呼ばれる空間が現実世界に登場した。一方で場所が失われ、他方で新しい場所が生まれる。この場所を巡る複雑な事態を明らかにする。
- 建築と音楽
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発売日 :2008.09.29定価 :3,080円
建築とは凍れる音楽である――。音楽と建築をつなぐ議論では異なる対象を共通の場所に置くために、似ているところを発見しなければならない。そこで思考の跳躍が要請される。
- 神はなぜいるのか?
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鈴木光太郎/中村潔 訳発売日 :2008.03.21定価 :4,180円
自身の文化人類学の知識と経験と疑問を踏まえ、認知科学や進化心理学の最近の知見をふんだんに採り入れながら、神はなぜいるのか、宗教はなぜあるのか、といった疑問に果敢に挑む。
- 情報倫理の思想
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発売日 :2007.05.16定価 :2,750円
情報社会を生きるための倫理はどうあるべきだろうか。情報の視座から、倫理や道徳を根本的に捉え直し、情報時代・グローバリゼーション時代の普遍倫理を模索する新たな知の試み。