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食べながら、考える テーブルの哲学

食べながら、考える ジュリアン・バジーニ 著

ジュリアン・バジーニ 著

中村真人 訳

発売日:2024.04.10
定価:3,300円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-6075-0

近日発売

この本の内容

人間は食べる。毎日食べる。
食べることをつうじて、世界とつながっている。
だから、よりよく食べることで、世界は少し良くなる。
さあ、今日も、テーブルに着こう!

流行りのレストラン、流行りの食材、最新のキッチンツール、新たなダイエット法、等々、食をめぐる誘惑はつきない。他方で、食の安全、自給率の低下、食料廃棄、食料資源の枯渇、家畜の福祉、等々、食をめぐる課題も山積している。

そうしたなかで、食をめぐる議論は、過剰にグルメを追求する快楽主義と、いささか強い正義をふりかざす禁欲主義と、なるべく両者にはかかわらないようにする無関心のあいだで引き裂かれがちである。

食べることが大好きな哲学者ジュリアン・バジーニは、そうした議論の空白をうめるために、グローバルとローカル、美食と粗食、肉食と菜食、伝統と革新、快楽と禁欲、孤食と共食といった二項対立を往還しつつ、その「あいだ」を探ろうとする。

「中道」という食べることの王道を歩むことを探求する、ありそうでなかった食エッセー。

目次

第1部 なにを食べるか?
 1 知る努力をすること
 2 自給に自足しないこと
 3 時の流れに目を向けること
 4 「オーガニック」の先を見越すこと
 5 命の奪いかたに配慮すること
 6 まっとうな対価を支払うこと
 7 自分の縛りをゆるめること

第2部 どうやって調理をするか?
 8 レシピを破り捨てること
 9 伝統の味にこだわらないこと
 10 正しいと道具を使うこと
 11 ルーティンに退屈しないこと
 12 塩をたっぷり加えること

第3部 あえて食べない
 13 朝食ビュッフェに抵抗すること
 14 減量すること
 15 体重をキープすること
 16 断食すること

第4部 どうやって食べるか?
 17 食前の挨拶をすること
 18 好き嫌いにこだわらないこと
 19 上演開始に備えること
 20 ランチすること
 21 独りで食べること
 22 歓びを分かちあうこと
 23 いまだけを生きないこと

著者紹介

【著者】
ジュリアン・バジーニ (Julian Bagini)

イギリスの哲学雑誌『フィロソファーズ・マガジン』の編集者であると同時に、啓蒙書・入門書や雑誌・新聞記事の執筆、BBCへの出演など、一般の人に哲学をわかりやすく解説する市井の哲学者。主な著書に『100の思考実験』(紀伊国屋書店)、『哲学者は何を考えているのか』(春秋社)、『哲学の技法』(河出書房新社)など。