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物流DXネットワーク ビジネスパーソンのための〈コネクティッドロジスティクス〉の基礎知識

物流DXネットワーク 鈴木邦成/中村康久 著

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鈴木邦成/中村康久 著

発売日:2021.03.26
定価:2,420円
サイズ:A5判
ISBNコード:978-4-7571-2386-1

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この本の内容

モノの流れが情報を生む! 物流は新たなデータ産業へ。

物流の大変革がはじまっている。DXで物流はどう変わるか?5G時代には、モノ ・情報・ キャッシュの流れがAI/IoTとのリアルタイム・リンクのもとに活用されるまったく新しい物流の未来がやってくる。何が変わり、どんな可能性が開けるか一物流エコノミストとコネクティッド・ ロジスティク スの先進企業、UPR株式会社CTOによる、初の物流DXガイド。

目次

はじめに

第1章 コネクティッド社会を支える技術と発展シナリオ 主担当:中村
 1-1 ヒト、モノ、コトが5Gで結ばれるDX化社会の実現
 1-2 5Gへの進化シナリオ
 1-3 あらゆる電子機器の小型化の根拠となる<ムーアの法則>
 1-4 データ通信高速化の理論的根拠を示す<シャノンの定理>
 1-5 バッテリーの消費電力低減は<ジーンの法則>
 1-6 GAFAの巨大化を支えた4G
 1-7 WiFi技術の劇的進歩で広がる可能性
 1-8 ビッグデータが駆動する新しいビジネスモデル
 1-9 5Gに向けてスマート化するサプライチェーン
 1-10 テレマティクスカラコネクティッドカーへの進化
 1-11 5G時代を視野に入れた位置情報技術
 1-12 IoT社会を支えるRFIDタグの進化

第2章 コネクティッド5G技術
 2-1 コネクティッド5G時代の幕開け
 2-2 5Gはマイクロ波とミリ波の両方の電波を利用
 2-3 5Gネットワークは仮想化とエッジコンピューティング
 2-4 超高速通信実現の無線・アンテナ技術
 2-5 無限の可能性を秘めるローカル5G
 2-6 地図の高度化・3D化のインパクト
 2-7 5GによるCASE・MaaSの実現
 2-8 可能性を広げるAPIを備えたクラウドサービス
 2-9 社会のDX化を加速する産業用IoT
 2-10 多彩なセンサーとなりうるIoT端末の最適設計

第3章 物流DXとコネクティッドサプライチェーンを取り巻く環境
 3-1 ソサイエティ5.0とコネクティッドサプライチェーン
 ニューノーマル時代へのキーワードとなるDX
 3-3 「データ爆発」のニューノーマル時代
 3-4 ビッグデータ活用による交通量の分析と活用
 3-5 ニューノーマルで加速するシェアエコノミーとサービス化の発展
 3-6 ブロックチェーンの物流領域への活
 3-7 物流IoTトブロックチェーンの融合
 3-8 AIの進化とRPAの普及のリンク
 3-9 ロジスティクスDXへの流れが加速!

第4章 ニューノーマル時代の物流・ロジスティクスの進化
 4-1 情報管理も含めた「物流の6大機能」
 4-2 コネクティッドロジスティクスの進展
 4-3 物流クライシスとホワイト物流の推進
 4-4 物流現場の作業改善を促進するアシストスーツ
 4-5 高度化・効率化される物流センター運営
 4-6 現代物流センターの主流となるスルー型施設
 4-7 コネクティッドロジスティクス時代のカギを握るTMSの進化
 4-8 RFIDタグ装着タイプのパレットの導入
 4-9 コネクティッド化する先進的マテハンマテハン機器「DPS」
 4-10 コネクティッド化するマテハン機器「DAS」
 4-11 コネクティッド化するマテハン機器「自動倉庫」

第5章 可視化の進むコネクティッド時代の物流DXネットワーク
 5-1 物流プロセスのさらなる可視化を推進
 5-2 物流作業手順の可視化・標準化の必要性
 5-3 5G時代に注目される物流コストの体系
 5-4 物流KPIの導入による効率性の可視化
 5-5 ホワイト物流による労働環境の可視化
 5-6 荷主の配慮義務の影響で変わる物流オペレーション
 5-7 加速する物流と商流のリンク

第6章 コネクティッド化するロジスティクス
 6-1 コネクティッドロジスティクスの設計
 6-2 コネクティッドロジスティクスの設計における人材不足
 6-3 需要予測と在庫レベル設定に有効なクラウド技術
 6-4 AI化・IoT化が進む倉庫管理機能
 6-5 無限に広がるロジスティクスドローンの可能性
 6-6 求荷求車(求貨求車)システムの進化

第7章 物流不動産ビジネスの隆盛
 7-1 ファンドビジネスの中心となる物流不動産
 7-2 サプライチェーンにおける物流不動産の活用
 7-3 加速する物流不動産の大型化
 7-4 進化する物流不動産の環境対応・災害対応
 7-5 自然災害に対するBCP対応の物流施設
 7-6 物流センターの無人化・自動化を目指す流れ
 7-7 ニューノーマル時代にさらに高度化するマテハン機器との融合
 7-8 AI武装を強化する次世代マテハン機器
 7-9 サプライチェーンインフラストラクチャーとしての物流不動産

第8章 IoTの主役、パレット・物流容器
 8-1 レンタルパレットシステムのスマート化
 8-2 期待される強化段ボールのさらなる活用
 8-3 シームレスな物流をサポートするコンテナの機能と役割
 8-4 期待される無人フォークリフトのIoT武装
 8-5 スマートパレット(R)による物流DXの展開
 8-6 静脈物流におけるスマート化の推進

第9章 業界別コネクティッドロジスティクス事情
 9-1 自動車産業で進むスマート工場物流
 9-2 医薬品物流における品質管理サービスとGDP
 9-3 家電物流におけるRFIDの活用
 9-4 HACCPと食品物流における温度管理の高度化
 9-5 アパレルで進むRFIDタグの活用
 9-6 日用品業界におけるコネクティッドロジスティクスの動向
 9-7 ネットスーパーに対応する流通業界のダークストア

第10章 コネクティッド時代の3PŁ
 10-1 ますます重要性を高める3PL事業のしくみ
 10-2 拡大する3PL市場と巨大企業の自社物流システム
 10-3 LLPとコントラクトロジスティクス
 10-4 3PLビジネス発達の土壌整備
 10-5 業際化が進むコネクティッド時代の3PL
 10-6 期待される地方起点の3PLビジネスの伸長
 10-7 3PLへのコンクテッドロジスティクスの導入

第11章 販売流通領域における新潮流
 11-1 ビッグデータの活用による顧客ニーズの精緻な反映
 11-2 5G時代に広がる販売員ロボットの可能性
 11-3 5G時代のスマートストアの無限の将来性
 11-4 生き残りをかけた小売り業によるマイクロマーケットの展開
 11-5 起死回生を図る小売業の市場開拓
 11-6 小売業と卸売業の垣根の消滅による業界再編

第12章 ニューノーマル時代に加速するコネクティッドロジスティクス
 12-1 ニューノーマル時代の到来で変わるロジスティクスシステム
 12-2 超自然災害による「物流の途絶」を回避
 12-3 ウーバーイーツ型の配送システムの急速な拡大
 12-4 ローカル5Gで加速する画像認識型の庫内作業
 12-5 トラック荷待ち・手待ち待ち時間を解消する入出荷バース予約システム
 12-6 ドライバー不足時代の切り札となるロジスティクスドローン
 12-7 庫内無人環境を目指すアマゾン型フルフィルメントセンター

主要参考文献

著者紹介

鈴木邦成 (すずき・くにのり)
物流エコノミスト、日本大学教授(在庫・物流管理など担当)。博士(工学)(日本大学)。早稲田大学大学院修士課程修了。日本ロジスティクスシステム学会理事、日本SCM協会専務理事、日本卸売学会理事、日本物流不動産学研究所アカデミックチェア。ユーピーアールの社外監査役も務める。専門は、物流・ロジスティクス工学。主な著書に『入門 物流(倉庫)作業の標準化』『物流センター&倉庫管理業務者必携ポケットブック』『トコトンやさしい物流の本』『トコトンやさしい小売・流通の本』『物流・トラック運送の実務に役立つ 運行管理者(貨物)必携ポケットブック』(いずれも日刊工業新聞社)、『すぐわかる物流不動産』(公益社団法人日本不動産学会著作賞受賞、白桃書房)、『グリーンサプライチェーンの設計と構築』(白桃書房)、『スマートサプライチェーンの設計と構築の基本』(中村康久との共著、白桃書房)などがある。

中村康久 (なかむら・やすひさ)
ユーピーアール株式会社・取締役常務執行役員・CTO、DX推進部、技術・マーケテング部担当。NTT通信研究所、NTTドコモブラジル、ドコモUSA、NTTドコモを経て現職。麻布高校卒業、東京大学工学部計数工学科卒業。博士(工学)(東京大学)。東京農工大学大学院客員教授(通信工学、モバイルIT戦略など担当)、放送大学講師(生活における地理空間情報の活用を担当)、フランステレコム中央研究所(CNET)にて滞在研究。スタンフォード大学短期MBAコース修了。主な著書に『Wireless Data Services-Technology, Business model and Global market』(ケンブリッジ大学出版)、『スマートサプライチェーンの設計と構築の基本』(鈴木邦成との共著、白桃書房)などがある。IEEE 技術委員会アジアパシフィック代表委員、ITU―R第3世代移動通信システム委員、郵政省PHS高度化利用委員会委員、総務省VICSプローブ懇談会委員、ITS情報通信システム推進会議3Gテレマテイクス専門委員会委員長等歴任。