デジタルエコノミーの罠

なぜ不平等が生まれ、メディアは衰亡するのか

マシュー・ハインドマン 著
山形浩生 訳
加藤賢策(LABORATORIES) 装丁

発売日
2020.11.30
定価
2,860円
サイズ等
四六判 352ページ (並製)
ISBNコード
978-4-7571-2377-9

内容

Overview

「インターネットは平等」はすべて幻想だ。

インターネットは、メディアの独占を不可能にすることになっていた。しかし、実際にもたらされたのは、その反対だ。GAFAは今では我々が費やす時間を支配し、「関心経済」からすべての利益をつかんでいる。なぜこうなったのか。「デジタルエコノミーの罠」は、この独占がどのように起こったかを膨大な実証データに基づき、徹底的に論証する。ローカルな小さなプレーヤーが不正操作されるゲームで生き残るために我々に何ができるのだろう?

著者

Author

マシュー・ハインドマン (Matthew Hindman)
ジョージ・ワシントン大学のメディア・公共問題の准教授。受賞歴のある著書『The Myth of Digital Democracy』(プリンストン)がある。ワシントンDC在住。

訳者

Trans.

山形浩生 (やまがた・ひろお)
翻訳家、評論家。歯切れのいい明快な訳文には定評があり、ファンも多い。近年の代表作はピケティ『21世紀の資本』(共訳、みすず書房)。アトキンソン『21世紀の不平等』(東洋経済新報社)など。