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ナッジで、人を動かす 行動経済学の時代に政策はどうあるべきか

ナッジで、人を動かす キャス・サンスティーン著

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キャス・サンスティーン著

田総恵子 訳

坂井豊貴 解説

発売日:2020.09.25
定価:3,080円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-2367-0

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この本の内容

カーネギー『人を動かす』 ,チャルディー二『影響の心理学』を行動経済学の観点からアップデートする意欲的一冊。

近年 ,米英など先進国で ,「ナッジ・ユニット」とか「行動洞察チーム」と呼ばれる部署が政府内に生まれている。世界中の官僚たちが ,行動科学・行動経済学を用いて ,環境保護 ,雇用促進 ,経済成長 ,貧困の削減 ,安全保障の強化に向けた対策を考えている。本書は ,ノーベル経済学賞受賞のリチャード・セーラーとともに ,ナッジを提唱したキャス・サンスティーンが ,「ナッジ」 ,選択アーキテクチャーに関わる倫理的な問題――政府による見えない ,巧妙な強制・干渉ではないのかという批判――にたいして ,真正面から論じている。倫理的な国家における福利 ,自律 ,尊厳 ,自治 ,誘動 ,制約 ,責任の問題を取り上げ ,そうした観点から「ナッジ」は正当化できるかについて ,人々の態度を調査した豊富なデータを基に検証する。

著者紹介

【著者】
キャス・サンスティーン (Cass R. Sunstein)
ハーバード大学ロースクール教授。ノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラーとともにナッジ(行動経済学)の提唱者として知られる。オバマ政権第1期では , 米国大統領府の行政管理予算局下に置かれる情報・規制問題局長を務めた。 法学と行動経済学にまたがる領域から ,多数の著作を執筆。邦訳に ,『実践 行動経済学』(共著 ,日経BP社)。 『#リパブリック』(勁草書房) ,『シンプルな政府』(NTT出版) ,『スター・ウォーズによると世界は』(早川書房)など。

【訳者】
田総恵子 (たぶさ・けいこ)
翻訳家。十文字女子学園大学教授。主な訳書にエーベンシュタイン『フリードリヒ・ハイエク』(春秋社) ,サンスティーン+ヘイディ『みんなで決めるレッスン』 ,サンスティーン『シンプルな政府』 ,ミア『Sports 2.0』(NTT出版)など。

【解説者】
坂井豊貴 (さかい・とよたか)
慶應義塾大学経済学部教授。暗号通貨 ,投票システム ,オークション方式などの制度設計(メカニズムデザイン)を研究。著書に ,『多数決を疑う』(岩波書店) ,『暗号通貨vs.国家』(SBクリエイティブ)など。