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食の社会学 パラドクスから考える

食の社会学 エイミー・グプティル/デニス・コプルトン/ベッツィ・ルーカル  著

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エイミー・グプティル/デニス・コプルトン/ベッツィ・ルーカル 著

伊藤茂 訳

発売日:2016.02.24
定価:3,080円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-4339-5

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この本の内容

「食」は社会の縮図である

私たちが毎日食べているものには、目に見えないさまざまな力関係が織り込まれている。包摂と排除、伝統と革新、工業化する食とオーガニックの流行、飽食と飢餓など、「食」にまつわるパラドクスを切り口に、複雑化する現代の食文化をとらえたユニークな「食の社会学」。人類学、社会学、地理学、政治経済学、歴史学の最先端の知見を総動員し、「食」を通して社会のあり方を読み解く。

書評掲載情報

日本経済新聞 朝刊 (2016年04月17日付)

目次

第1章 食研究の原則とパラドクス
第2章 食とアイデンティティ──包摂と排除
第3章 スペクタクルとしての食──豪華ディナーと過酷な労働
第4章 栄養と健康──体によくてもおいしくない?
第5章 ブランド化とマーケティング──消費者主権と企業の影響力
第6章 工業化される食――安価な食べ物の隠れたコスト
第7章 グローバル・フード──複雑化する食品供給網
第8章 食糧アクセス問題──余剰と不足が同時に起きている
第9章 食と社会変化──新たな価値を求めて

著者紹介

[著者]エイミー・グプティル:ニューヨーク州立大学社会学准教授。専門は食システム。
デニス・コプルトン:ニューヨーク州立大学社会学准教授。専門は食と健康の社会学。
ベッツィ・ルーカル:インディアナ大学社会学教授。専門はジェンダー論、近現代社会理論。

[訳者]伊藤茂(いとう・しげる):翻訳者。
訳書に『食の500年史』(NTT出版)などがある。