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国際協調の先駆者たち 理想と現実の200年

国際協調の先駆者たち マーク・マゾワー 著

マーク・マゾワー 著

依田卓巳 訳

発売日:2015.06.08
定価:5,060円
サイズ:A5判
ISBNコード:978-4-7571-4338-8

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この本の内容

国際協調は、なされてきたのか?

現代世界を代表する歴史家の一人、マーク・マゾワーの本邦初訳作品。国際協調の観点から200年にわたる近・現代世界を読み解く、壮大な歴史読み物。
1814年のウィーン会議から始まり、国際連盟、国際連合、冷戦と第三世界の勃興、冷戦崩壊とグローバリゼーションを経て、多様化し混迷する現在に至る。
メッテルニヒ、マルクス、ウィルソン、トルーマンからオバマに至る政治家、思想家、学者の群像を通して、国際協調思想の変遷を描く。


登場人物
イマヌエル・カント(ドイツの哲学者)
ジェレミー・ベンサム(イギリスの哲学者)
クレメンス・フォン・メッテルニヒ(オーストリアの宰相)
ジュゼッペ・マッツィーニ(イタリアの革命家)
カール・マルクス(ドイツの革命家)
H・G・ウェルズ(イギリスの作家)
ルドヴィーコ・ザメンホフ(エスペラント語の発明者)
アンドリュー・カーネギー(アメリカの実業家)
セオドア・ルーズヴェルト(アメリカ大統領)
ウッドロウ・ウィルソン(アメリカ大統領)
ウラジミール・レーニン(ソ連の創始者)
ロイド・ジョージ(イギリス首相)
フリチョフ・ナンセン(ノルウェーの探検家)
フランクリン・D・ルーズヴェルト(アメリカ大統領)
ウィンストン・チャーチル(イギリス首相)
ヨシフ・スターリン(ソ連の最高指導者)
カール・シュミット(ドイツの法学者)
ハリー・トルーマン(アメリカ大統領)
アーノルド・J・トインビー(イギリスの歴史家)
アルバート・アインシュタイン(ドイツの物理学者)
ダグ・ハマーショルド(国連事務総長)
ジョージ・ケナン(アメリカの政治学者)
ハンス・モーゲンソー(ドイツの政治学者)
E・H・カー(イギリスの歴史家)
ウィリアム・コルビー(アメリカCIA長官)
ジョン・フォスター・ダレス(アメリカ国務長官)
ジョン・F・ケネディ(アメリカ大統領)
ヘンリー・キッシンジャー(アメリカの政治学者・外交官)
ロナルド・レーガン(アメリカ大統領)
ジョセフ・E・スティグリッツ(アメリカの経済学者)
ペレス・デ・クエヤル(国連事務総長)
ジョージ・H・W・ブッシュ(アメリカ大統領)
ジョージ・W・ブッシュ(アメリカ大統領)
コフィ・アナン(国連事務総長)
バラク・オバマ(アメリカ大統領)
など

書評掲載情報

朝日新聞 朝刊 (2016年01月13日付)
月刊公明 2015年11月号 (2015年10月01日付)
週刊東洋経済(2015年9月26日号)
月刊Voice(2015年10月号)
日本経済新聞(2015年8月2日付)
週刊ダイヤモンド(2015年7月25日号)
朝日新聞(2015年7月12日付)

目次

はじめに

第1部 国際主義の時代
 プロローグ ヨーロッパ協調 1815年-1914年
 第1章 「国際」の旗印のもとに
 第2章 人類愛
 第3章 法の帝国
 第4章 統合者としての科学
 第5章 国際連盟
 第6章 イデオロギー闘争

第2部 アメリカ式の世界統治
 第7章 「連盟は死んだ。国際連合万歳」
 第8章 冷戦の現実 1945年-1949年
 第9章 第二世界、第三世界
 第10章 世界創造としての開発 1949年-1973年
 第11章 野党のアメリカ
 第12章 本物の新国際経済秩序
 第13章 人道法
 第14章 残ったものは──ヨーロッパ危機とその後

原注
訳者あとがき
索引

著者紹介

マーク・マゾワー:1958年ロンドン生まれ。歴史学者。コロンビア大学教授。
著書に『暗黒大陸』(未来社から刊行予定)、『サロニカ』などがあるが、すべて未邦訳。

依田卓巳(よだ・たくみ):1962年生まれ。翻訳家。
訳書に『宗教を生みだす本能』(NTT出版)などがある。