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危機の思想 

危機の思想 西部邁/佐伯啓思 編著

西部邁/佐伯啓思 編著

発売日:2011.07.29
定価:1,760円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-4276-3

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この本の内容

「3.11大震災」を文明論の視野で解釈し、国家論の方向で解決することを目指す。近代文明が持つ危うさに警鐘を鳴らしてきた論者たちが、この「危機の本質」を真正面から問いなおす。

目次

序 私はこの震災をどう受け止めたか(西部邁)

第1部 大震災が日本人に突きつけたもの
1.文明の危機と世界観の転換(佐伯啓思)
2.文明の真冬に備え(柴山桂太)
3.トポスを取り戻せ(中島岳志)

第2部 文明にたいする被害か、文明による被害か
4.技術狂が文明を没落させる(西部邁)
5.「文明」への憎悪(東谷暁)
6.「技術」と「覚悟」(藤井聡)

第3部 日本沈没を止めるために
7.「復興」は如何にあるべきか(富岡幸一郎)
8.復興という名のショック・ドクトリン(中野剛志)
9.「我欲を洗い流す」復興論を(原洋之介)

著者紹介

編著者:
西部 邁(にしべ・すすむ):1939年生まれ。評論家。
著書に『生まじめな戯れ』(筑摩書房)、『サンチョ・キホーテの旅』(新潮社)などがある。

佐伯 啓思(さえき・けいし):1949年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。
著書に『日本という「価値」』(NTT出版)、『隠された思考』(筑摩書房)などがある。