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ロボットは友だちになれるか 日本人と機械のふしぎな関係

ロボットは友だちになれるか フレデリック・カプラン 著

フレデリック・カプラン 著

西兼志 訳

西垣通 監修

発売日:2011.06.16
定価:3,080円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-0309-2

品切れ

この本の内容

ソニーでAIBOの開発に携わった著者が、ロボット工学から、サブカルチャー、神話・小説・映画、伝統文化まで幅広く論じたロボット文化論。ロボットを通して見た日本と西洋の比較、日本人がロボットに注ぐ特異な創造力に迫る。

目次

第1部 友だち化するロボット
第1章 当惑――日本製の小型ロボットが巻き起こした驚くべき反応
第2章 系譜――自律型ロボットの歴史における、ふたつの奇妙な系統
第3章 誕生――世界初のペット・ロボットの懐胎と、その必然的な無用さ
第4章 多元的な世界――わたしたちの生きる並行世界と、その世界が動物・機械の世界と交わるところ
第5章 道のり――未成熟なロボットと時間のかかる学習
第6章 愛着――わたしたちが身の回りの人間以外の存在と築く関係性
第7章 変身――ロボットにおける心身二元論と最初の人工物の文化

第2部 ロボットと友だちになること
第8章 異境(1)――日本のポピュラーカルチャーでテクノロジーは、どう飼い慣らされているか?
第9章 異境(2)――日本の伝統文化における自然、人工物、ロボット
第10章 不完全性(1)――西洋では、人工物の創造者はどのように想像されてきたか?
第11章 不完全性(2)――なぜ人工物の創造者は、信用されないのか?
第12章 メタファー――機械が映し出す人間のイメージ
第13章 人形――ロボットを飼い慣らす子供たち
第14章 魔術――科学、イリュージョン、ペテン師

著者紹介

【著者】フレデリック・カプラン
1974年生まれ。技術者・言語学者。
2000年にパリ第6大学で人工知能研究で博士号を取得。

【訳者】西兼志(にし・けんじ)
1972年生まれ。東京大学大学院情報学環特任研究員。

【監修者】西垣通(にしがき・とおる)
1948年生まれ。東京大学大学院情報学環教授。