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記憶する道具 生活/人生ナビゲータとしてのライフログ・マシンの誕生

記憶する道具 美崎薫 著

美崎薫 著

発売日:2011.04.12
定価:2,420円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-0305-4

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この本の内容

「記憶と追体験、それをささえる道具」に憑かれた著者による、コンピュータと人間の新しい可能性の実験の軌跡。人生全体を記録し、不老不死を実現することは可能か? 進化し続ける道具と人間の関係を、独特の視点で捉える。

目次

第零章
第一章 全人生記録システムの未来0「テクノロジーで記憶を拡張する」
    1-1 全人生記録システム、そして著者が目指すもの。
    1-2  考え方の歴史0いかにして全人生記録システムにたどりついたのか
第二章 人間の拡張
    2-1 なぜ、このようなことをするのか
    2-2 頭をからっぽにすること
    2-3 テクノロジーでなくても人間は拡張される
    2-4 脳の拡張というときにどうイメージをもつかはさまざま
    2-5 美崎薫のめざすゴール
第三章 記憶とはなんなのか
    3-1 ツールを作るために、記憶というものをどうとらえるか?
    3-2 記憶とは
    3-3 『記憶する住宅』の効能
第四章 ツールによって記憶はどう拡張されたか
    4-1 ツールによって記憶は拡張され、ツールに適応して記憶は変化する
    4-2 ハイパーテキストとカレンダー型の記憶は記憶を拡張するか! ?
    4-3 カレンダー型情報提示システムと観察と言葉
    4-4 過去を追体験する意味
    4-5 心はどこにあるか?
第五章 意識を記録するツール
    5-1 自動記録のための道具
    5-2 活用のための道具
第六章 完成した全人生記録システムがもたらすもの
    6-1 コンピュータに意識を「コピー」して、不老不死になる
    6-2 ログによって見えてきた自分自身
    6-3 グーグルやマイクロソフトと戦う

著者紹介

美崎薫(みさき・かおる)
 週刊ソフト作家。未来生活デザイナー、「記憶する住宅」プロデューサー。
必要なものは作ることをモットーに、住宅、書斎、机を始め、多数のハードウェアをプロデュース。IPA未踏ソフトウェアで、カレンダー、メモ、「重ねた紙」などをデジタル化した次世代環境『PilePaperFile』を提示した。過書字かつ多作で、現在は、毎週新作ソフトを作成・Webで公開している。
著書に『手で撮るようにわかるデジタルカメラ徹底活用術』(二期出版)、『人に聞けないパソコン何でも相談』(日経新聞社)、『ほ~、そ~やるんだSOHO』(カットシステム)、『パソコンデータの捨て方 残し方 まとめ方』(青春出版社)、『デジカメ200%徹底的活用術』(KKベストセラーズ)、『ユビキタスがわかる本』(オーム社)、『デジタルカメラ2.0』(技術評論社)、『ライフログ入門』(東洋経済新報社)など多数。