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著作権2.0 ウェブ時代の文化発展をめざして

著作権2.0 名和小太郎 著

名和小太郎 著

発売日:2010.06.24
定価:1,980円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-0285-9

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この本の内容

現在の著作権制度は、インターネットで情報をやりとりすることが主流となった今日、多くの矛盾を抱え込んでいる。根本に立ち戻り、ウェブ時代に適した新たな著作権制度を考える。

目次

第一部 現在――技術先行
第1章 検索エンジン――ブレイクスルー
第2章 ファイル交換――大衆の反逆
第3章 コピー制御手順――利己的な技術

第二部 著作権法入門――キーワード集
第4章 著作権法――著作権法は著作物ではない
第5章 国際条約――二重標準も

第三部 過去――試行錯誤
第6章 録音録画装置――市場の失敗
第7章 コンピュータ・プログラム――機械すなわち著作物
第8章 データベース――インセンティブの産業化
第9章 電子ジャーナル――商用化、あるいはオープン化

第四部近未来――見直し
第10章 権利強化、あるいは権利制限
第11章 新しい葡萄酒は新しい革袋に
第12章 著作権像の多様化

著者紹介

名和小太郎(なわ・こたろう)
1931年生まれ。情報セキュリティ大学院大学特別研究員。
東京大学理学部物理学科卒。工学博士。石油資源開発(人工地震の研究)、旭化成(ロケット・エンジンおよびパケット通信網の開発)、旭リサーチセンター取締役(技術政策研究)、新潟大学法学部教授(情報法)、関西大学総合情報学部教授(情報ネットワーク論)を経て現職。
著書に『学術情報と知的所有権』(東京大学出版会)、『ゲノム情報はだれのものか』(岩波書店)、『ディジタル著作権』(みすず書房)、『情報の私有・共有・公有』(NTT出版)などがある。