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危機の日本経済 

危機の日本経済 福岡正夫/鈴木淑夫 編

福岡正夫/鈴木淑夫 編

発売日:2009.05.29
定価:1,760円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-2237-6

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この本の内容

世界金融危機の波及により起った日本の経済危機に対し、その真の原因はなにか、政府が為すべき政策はなにかについて、4人の気鋭のエコノミストを招いて徹底討議したシンポジウムの記録。

目次

はじめに (鈴木淑夫・福岡正夫)
第1章 危機の日本経済 (鈴木淑夫)
第2章 世界的な金融・経済危機とアジア (河合正弘)
第3章 世界大恐慌の可能性 (平野英治)
第4章 討論者の視点
     1 危機に対する世界と日本の対応はいかにあるべきか (菅野雅明)
     2 CDSがもたらした危機   (深尾光洋)
第5章 討論 (司会)鈴木淑夫 (パネリスト)河合正弘、平野英治、菅野雅明、深尾光洋
あとがき 

著者紹介

[編者]

・福岡正夫(ふくおか・まさお)(「慶應義塾読書会」世話人)
1924年東京生まれ。47年慶應義塾大学経済学部卒業。90年まで慶應義塾大学経済学部教授。慶應義塾大学名誉教授。経済学博士(慶應義塾大学)。著書に『一般均衡理論』(創文社)、『ケインズ』(東洋経済新報社)、『ゼミナール経済学入門』(第四版、日本経済新聞出版社)など。

・鈴木淑夫(すずき・よしお)(「鈴木政経フォーラム」代表)
1931年東京生まれ。55年東京大学経済学部卒業。日本銀行調査局内国調査課長、金融研究所理事長を経て、88年同行理事。その後、野村総合研究所所長を務め、96年から2003年まで衆議院議員。経済学博士(東京大学)。現在、鈴木政経フォーラム代表。著書に『金融政策の効果』(日経経済図書文化賞、東洋経済新報社)、『現代日本金融論』(エコノミスト賞、東洋経済新報社)、『円と日本経済の実力』(岩波書店)など。


[執筆者](執筆順)

・鈴木淑夫(すずき・よしお) 第1、5章

・河合正弘(かわい・まさひろ) 第2、5章
1947年岡山県生まれ。 71年東京大学経済学部卒業。78年スタンフォード大学経済学博士。2007年1月よりアジア開発銀行研究所所長。著書に『国際金融と開放マクロ経済学』(日経経済図書文化賞、東洋経済新報社)、『国際金融論』(東京大学出版会)など。

・平野英治(ひらの・えいじ) 第3、5章
1950年神奈川県生まれ。73年一橋大学経済学部卒業。78年米ハーバード大院経済学修士。06年よりトヨタファイナンシャルサービス取締役。

菅野雅明(かんの・まさあき) 第4、5章
1949年生まれ。74年東京大学経済学部卒業。79年シカゴ大学大学院経済学修士。1999年よりJPモルガン証券チーフエコノミスト(マネジング・ディレクター、経済・債券調査部長)。

・深尾光洋(ふかお・みつひろ) 第4、5章
1951年岐阜県生まれ。74年京都大学工学部卒業。同年日本銀行入行、81年ミシガン大学経済学博士。1997年より慶應義塾大学商学部教授。2005年より同センター理事長。著書に『為替レートと金融市場』(日経経済図書文化賞受賞、東洋経済新報社)、『日本破綻』(講談社現代新書)など。