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不完全な現実 デジタル・メディアの経験

不完全な現実 藤幡正樹 著

藤幡正樹 著

発売日:2009.02.23
定価:2,420円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-7038-4

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この本の内容

メディア・アートの第一人者による体験的デジタル・メディア論。デジタル・メディアがもたらした新しいリアリティは、従来のリアリティとどう違うのか? そもそも、デジタル・メディアは私たちを変えたのか? アイデアに満ちたエッセイ集。

書評掲載情報

サウンド&レコーディング・マガジン (2015年4月号)

目次

はじめに
1 不完全さのリアリティ
 1-1 不完全さの克服
 1-2 リアリティ生成についてのスケッチ
 1-3 デジタル・メディアからイメージの理解と生成を考える
 1-4 光学機器とイメージ・リテラシー

2 コンピュータのリアリティ
 2-1 構造と表象──ゲームとコンピュータ
 2-2 リンクと自己言及
 2-3 仮想空間上の重力と無重力

3 デジタル・メディア・イメージ
 3-1 鏡について
 3-2 視線と発見──絵画・写真・デジカメ
 3-3 デジタル・イメージの複製と表示──スクリーン・ディスプレイ・プロジェクション
 3-4 映像独自の「キメ」──写真・映画・ビデオ・デジタル

デジタル・メディア以前以後──あとがきにかえて

著者紹介

藤幡正樹(ふじはた・まさき)
1956年東京生まれ。アーティスト。東京芸術大学大学院映像研究科長。
メディア・アートの第一人者として国際的にも著名で、2008年には英国、フランス、スペイン、スイス、韓国などで個展を開催。 著書に『巻き戻された未来』(ジャストシステム)、『カラー・アズ・ア・コンセプト』(美術出版社)、『アートとコンピュータ』(慶應義塾大学出版会)などがある。