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信頼できる会社、信頼できない会社 

信頼できる会社、信頼できない会社 駒橋恵子/関沢英彦 著

駒橋恵子/関沢英彦 著

発売日:2008.09.29
定価:1,980円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-2220-8

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この本の内容

雪印乳業の食中毒事件、ミートホープの牛肉偽装事件……、あいつぐ企業の不祥事と対応のまずさ。その原因は、企業にコミュニケーション戦略の視点が欠けていることにあった!

目次


第一章 不祥事の発覚時にわかる企業体質
1.雪印乳業の食中毒事件
マスコミ対応の巧拙が企業の評価を決める
強気の謝罪会見が世間の反発を強めた
2.不二家の消費期限切れ牛乳使用事件
マスコミに発覚したため、雪印の二の舞に
不正が続々と発覚して報道が過熱
3.ダスキンの株主代表訴訟
事実を公表しないと取締役には賠償責任が生じる
危機管理は法務部任せでは乗り切れない
4.参天製薬
異物混入の脅迫で全国の製品を回収
5.オリエンタルランド
清掃業務の委託先を即座に取引停止
6.松下電器産業
全社を上げて石油暖房機の修理・改修に取り組む

第二章 問題は企業のコミュニケーション戦略にある

第三章 CSRに沿ったコミュニケーション戦略

第四章 信頼を高めるコンプライアンスと内部統制
1.ミートホープによる食肉表示の偽装事件
2.「白い恋人」の賞味期限改竄と同業への余波
内部告発者を異端視する前に我が身を改善せよ
不祥事は理念や規範の乖離から生じる

第五章 企業理念が企業価値を高める

第六章 消費者の信頼を勝ち取る方法

第七章 インベスター・リレーションズ(IR)で投資家をつかむ

第八章 社内コミュニケーションの重要性が増している

終章 コミュニケーション戦略・必須一〇カ条

あとがき
参考文献
資料

著者紹介

駒橋恵子(こまはし・けいこ)
東京経済大学コミュニケーション学部准教授。日本広報学会常任理事。PRプランナー認定制度試験委員。
上智大学文学部新聞学科卒業。慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了(経営学修士、MBA)。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了(社会情報学博士、Ph.D)。東洋経済新報社、日経ホーム出版社、金融財政事情研究会等に勤務。多摩美術大学専任講師、同助教授を経て、現在にいたる。著書に『報道の経済的影響』(御茶の水書房)、『広報・パブリックリレーションズ入門』(共著、宣伝会議)などがある。2006年度日本広報学会優秀研究奨励賞受賞。


関沢英彦(せきざわ・ひでひこ)
東京経済大学コミュニケーション学部教授。
慶應義塾大学法学部卒業。1969年、博報堂入社。コピーライターとして各種広告賞受賞。1981年、博報堂生活総合研究所設立と同時に移り、1996年より所長。2004年4月から同所エグゼクティブェロー。2003年4月から現職。
著書に『差異の戦略』(TBSブリタニカ)、『生活という速度』(新宿書房)があり、共著書に『現代ジャーナリズムを学ぶために』(世界思想社)、『ひらがな思考術』(ポプラ社)などがある。