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ナショナリズムの超克 グローバル時代の世界政治経済学

ナショナリズムの超克 ウルリッヒ・ベック 著

ウルリッヒ・ベック 著

島村賢一 訳

発売日:2008.09.08
定価:4,180円
サイズ:A5判
ISBNコード:978-4-7571-4146-9

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この本の内容

ナショナリズムでも理想主義でもない、グローバル時代にふさわしい新たな政治経済学とは何か? リスク社会論で知られる著者が、『〈帝国〉』や『文明の衝突』を超えて提唱する21世紀の新しい社会理論。

目次

まえがき
1章 コスモポリタン的意図の新たな批判理論
2章 ナショナルな視点の批判
3章 ルールを変える世界内政治──経済・政治・社会の各枠組みを越えるために
4章 グローバル時代における権力と対抗権力
5章 国家主義への回帰とトランスナショナル化の間の国家戦略
6章 市民社会の運動の戦略
7章 誰が勝利するのか──第二の近代における国家と政治の概念、およびその形の転換に向けて
8章 コスモポリタン時代の黎明期へのささやかな弔辞

著者紹介

【著者紹介】
ウルリッヒ・ベック(Ulrich Beck):1944年生まれ。ドイツの社会学者。
アカデミズム、ジャーナリズムの双方で影響力を持ち、彼の『危険社会』は社会学の必読書とされる。ミュンスター大学、バンベルク大学社会学教授をへて、1992年からミュンヘン大学社会学研究所所長。
邦訳著書に『グローバル化の社会学:グローバリズムの誤謬』(国文社)、『世界リスク社会論――テロ、戦争、自然破壊』(平凡社)、『危険社会――新しい近代への道』(法政大学出版会)、『再帰的近代化――近現代の社会秩序における政治、伝統、美的原理』(共著、而立書房)などがある。

【訳者紹介】
島村賢一(しまむら・けんいち):1959年生まれ。ドイツ・ビーレフェルト大学社会学部研究助手をへて現在、放送大学非常勤講師。
訳書にベック『世界リスク社会論』(平凡社)などがある。