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リチャード三世は悪人か 

リチャード三世は悪人か 小谷野敦 著

小谷野敦 著

発売日:2007.10.15
定価:1,760円
サイズ:四六判
ISBNコード:978-4-7571-4167-4

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この本の内容

シェイクスピアはなぜ「リチャード三世」を醜い悪人として描いたのか? 当時の貴重な未邦訳文献を読み解き、悪名高き王の真実の姿に迫るスリリングな試み。

目次

はじめに

第1部 リチャード三世の真実
第一章 百年戦争からばら戦争へ
第二章 シェイクスピアのリチャード三世
第三章 リチャード三世論争史
第四章 誰が二人の王子を殺したか
第五章 伝説から史実へ

第2部 シェイクスピア劇と忠実
第六章 『マクベス』とその忠実
第七章 伝説の中のリア王
第八章 オセロウは黒人か?

付録
あとがき
主要参考文献

著者紹介

小谷野 敦(こやの あつし)
1962年茨城県生まれ。
東京大学文学部英文科卒。同大学院比較文学比較文化専攻博士課程修了。ブリティッシュ・コロンビア大学留学。現在、東京大学非常勤講師。比較恋愛思想史を専門とし、文芸批評などにおいても幅広い著作活動を行う。
著書に『夏目漱石を江戸から読む』(中公新書)『男であることの困難』『江戸幻想批判』(以上、新曜社)『〈男の恋〉の文学史』(朝日選書)『もてない男』『帰ってきたもてない男』(以上、ちくま新書)『聖母のいない国』(サントリー学芸賞受賞)『中学校のシャルパンティェ』(以上、青土社)、『禁煙ファシズムと戦う』(筑摩書房)『すばらしき愚民社会』(新潮社)『なぜ悪人を殺してはいけないのか』『谷崎潤一郎 堂々たる人生』(中央公論新社)ほか多数。最新刊に初の小説作品『悲望』(幻冬舎)がある。