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太平洋を渡った日本建築 

太平洋を渡った日本建築 柳田由紀子 著

柳田由紀子 著

発売日:2006.08.15
定価:1,760円
サイズ:四六判
ISBNコード:4-7571-4141-6

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この本の内容

アメリカに点在する日本建築と日本庭園。開国以来日米関係の中で密かに醸成された文化のドラマを「建築形式」という形で描き出す。知られざる「アメリカン・ジャパニズム」発掘!!

目次

序 章 アメリカには日本がいっぱい
第1章 最古の庭はなんでもニッポンてんこ盛り――ゴールデンゲート・パーク・日本庭園(1894年)
第2章 ロサンゼルス郊外に残る明治の家――ハンティントン図書館・日本庭園(1903年)
第3章 ハリウッドの“ニッポン・バロック”――ヤマシロ(1911年頃)
第4章 紐育の赤い鳥居――ブルックリン植物園・日本庭園(1915年~)
第5章 フランク・ロイド・ライトと日本――ユニティ教会(1906年~)
第6章 カリフォルニアの蝶々婦人――ハコネ・ガーデンズ(1918年~)
第7章 世紀末ウィーンから来た日本――シンドラー・ハウス(1922年~)
第8章 昭和三十年代が薫るアメリカの門前町――サンノゼ別院(1937年~)
第9章 ニンニク畑の日本屋敷――ギルロイ、旧平崎清邸(1939年~)
第10章 リトル東京のエジプシャンな仏教寺院――旧西本願寺羅府別院・現民主主義保存センター(1925年~)
第11章 強制収容所に咲いた花園――マンザナ戦時下日系人収容所跡(1942年~)
終 章 フィラデルフィアの書院造り――松風荘(1954年~)

著者紹介

柳田 由紀子(やなぎだ ゆきこ)
東京都出身。早稲田大学文学部卒。
エスクァイア日本版編集部を経て、新潮社入社、雑誌編集に携わる。スタンフォード大学留学。2000年末、新潮社退社。現在はフリー・ジャーナリスト。「新潮45」「文芸春秋」「Casa Brutus」などに寄稿。
翻訳書として「私の名前が今日子だった頃--第二次大戦中の韓国物語」を刊行予定