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都市の遺伝子 にっぽん五感探索遊行

都市の遺伝子 山下柚実 著

山下柚実 著

発売日:2005.12.15
定価:1,760円
サイズ:四六判
ISBNコード:4-7571-5055-5

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この本の内容

気ままに歩いていたら美しい公園や緑を見つけ、隠れ家みたいなお店に出会ったりする。そんなとき、ふと感じる・発見する街の良さの正体とは? わたしたちは散策を重ねることで、街と交感しているのだ。

目次

プロローグ 「都市の遺伝子」への旅
第1章 街に刻まれた記憶
 1 大阪・水の都の遺伝子
 2 川面から眺める東京・日本橋
 3 境内に息づく芸能の魂
 4 「命」をつなぐ地下空間
 5 「集まって住む」豊かさ
 6 京都を造った「水の水脈」
第2章 生活文化の華やぎ
 1 伝承された生活文化
 2 花見を楽しむ遺伝子の運命
 3 盛り場の活力が復活する日
 4 変身する遊園地の秘密
 5 屋根の無い「病院/リゾート」
第3章 日常空間の光と影
 1 中洲に埋められた記憶
 2 癒しを求めて霊場へ
 3 蘇る、路地の迷宮
 4 旧町名を復活させた記録
 5 都市を支配する闇の秩序
第4章 都市の欲望と活力
 1 舶来品への欲望を育てた街
 2 「獣肉」を豊かに食べた経験
 3 「悪所」が生んだ、もてなしの文化
 4 街に根付いた商いの哲学
 5 〝韓流〝から学ぶ、都市再生
エピローグ

著者紹介

山下 柚実(やました ゆみ)
ノンフィクション作家。
身体と社会の関わりに関心を持ち、1990年頃から美容整形、エイズ問題をテーマとしたルポルタージュを発表。2000年頃から現在までは、もっぱら「五感/感覚」をテーマにエッセイを書く。
主著に、『ルポ 美容整形―身体加工のテクノロジー』 (1991/ 三一書房)、 『ショーン 横たわるエイズ・アクティビスト』(1994 小学館 、第一回小学館ノンフィクション大賞優秀賞)、『五感喪失』(1999/文藝春秋)、『ぷっちんもちもち食感漫遊記』(1999/毎日新聞社)、『五感生活術 眠った「私」を呼び覚ます』(2002/文春新書)、『五感で楽しむ東京散歩』(2003/岩波アクティブ新書)、『<五感>再生へ』(2004/岩波書店)など。
そのほか、東京新聞「本音のコラム」、共同通信「五感を揺さぶる風景」、中央公論「五感の秘密に迫る」などの連載を執筆。