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暴力とグローバリゼーション 

暴力とグローバリゼーション ジャン・ボードリヤール 著

ジャン・ボードリヤール 著

塚原史 訳

発売日:2004.06.28
定価:2,090円
サイズ:四六判
ISBNコード:4-7571-4078-9

品切れ

この本の内容

2003年10月、ボードリヤール来日の際の講演を3本収録。同時多発テロ以後に世界が入り込んだ「出口なし」の状況について、ボードリヤール自身が肉声で語った貴重な記録である。

目次

講演――グローバリズムと暴力
(早稲田大学大隈小講堂、二〇〇三年一〇月九日)
質疑応答

講演――出来事性とヴァーチャル性
(日仏会館、二〇〇三年一〇月一〇日)

講演――イメージの暴力・イメージに対する暴力
(国際連合大学、二〇〇三年一〇月一一日)

批判的知性の限界と出来事としての思想の可能性――訳者解説

訳者あとがき

著者紹介

【著者】
ジャン・ボードリヤール
ポストモダンの代表的な思想家。1929-2007年。70年代はじめから『象徴交換と死』(筑摩書房)や『シミュラークルとシュミレーション』(法政大学出版局)など数々の著作を通じて、現代消費社会の特質を鋭く分析し、広範な人々に影響を与えた。『湾岸戦争は起こらなかった』(紀伊國屋書店)、『パワー・インフェルノ』(NTT出版)などアクチュアルな事件・問題についての発言も多い。

【訳者】
塚原史(つかはら・ふみ)
早稲田大学教授。
『不可能な交換』(紀伊國屋書店)、『パスワード』『パワー・インフェルノ』(ともにNTT出版)などボードリヤールの翻訳書が多数ある。著書に『アヴァンギャルドの時代』(未来社)、『ボードリヤールという生きかた』(NTT出版)などがある。