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日本アニメーションの力 85年の歴史を貫く2つの軸

日本アニメーションの力 津堅信之 著

津堅信之 著

発売日:2004.03.30
定価:2,420円
サイズ:A5判
ISBNコード:4-7571-0123-6

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この本の内容

日本アニメが如何にして今日の地位を築き、世界に受け入れられたのかを探る気鋭の研究者の書き下ろし。日本アニメ85年の歴史を「手塚 vs.宮崎」に象徴される二つの対立軸から分析する。

目次

はじめに
第1章 日本アニメの現在――世代・国境を越えたコミュニケーション・ツール
1-1 アニメーションという表現の特性
1-2 コミュニケーション・ツールとしてのアニメ
1-3 日本アニメの現在とアニメ史へのアプローチ
第2章 手塚治虫と宮崎駿――日本アニメを語る二人の巨匠
2-1 手塚と宮崎 知られざる「関係」
2-2 『風の谷のナウシカ』をめぐって
2-3 賛否両論の深層――『森の伝説』と『天空のラピュタ』
2-4 そして現在――『鉄腕アトム』と『千と千尋の神隠し』
第3章 日本アニメの誕生と発達
3-1 日本アニメ史に常に存在した二つの軸
3-2 大正時代――見よう見まね 漫画家と実業家の挑戦
3-3 太平洋戦争前後――二人の天才 政岡賢三と大藤信郎
3-4 戦後復興途上――教育映画界の二つの功績 東宝教育映画と東映教育映画
3-5 高度経済成長途上――テレビアニメの誕生 東映動画と虫プロダクション
3-6 空前のアニメブーム――多様化と両極化の時代
3-7 そして現在――animeの世界進出
3-8 総括――日本アニメ史最大の「二つの軸」アニメと漫画
第4章 再び、日本アニメの現在――誰でもアニメが作れる時代
4-1 個人作家たちの活躍とその仕事
4-2 日本アニメ、今後への展望
おわりに

著者紹介

津堅信之(つがた のぶゆき) アニメーション映画史研究家。1968年、兵庫県尼崎市生まれ。近畿大学農学部卒。大学在学中からアニメーション研究に取り組み、都市計画コンサルタント会社勤務を経て、現在フリー。日本アニメーション学会、日本映像学会、日本マンガ学会各会員。