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力の論理を超えて ル・モンド・ディプロマティーク 1998-2002

力の論理を超えて 『ル・モンド・ディプロマティーク』日本語版編集部 編訳

『ル・モンド・ディプロマティーク』日本語版編集部 編訳

発売日:2003.07.31
定価:2,420円
サイズ:四六判変型
ISBNコード:4-7571-4051-7

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この本の内容

世界中で140万人以上の人々に愛読されているフランス発の国際評論誌、待望の日本語化。P・ブルデューやE・サイードも寄稿しており、アメリカ一辺倒ではないフランス独自の物の見方をうかがい知ることができる。

目次

第1部
 戦争、テロリズム
 「敵」の出現
 アメリカの聖戦、イスラムの聖域
 パレスチナ、領土の廃絶
 イスラム政治運動の多様な展開
 テロリズムの定義という危険な試み
 きれいな戦争という汚い嘘
 「低強度紛争」の地政学
 新たな世界秩序
第2部
 消費する「自由」のある世界
 医薬品の国際アパルトヘイトを許してはならない
 天安門で挫折した中国の社会運動
 世界銀行、半世紀の曲折
 「持続可能な開発」に意義あり
第3部
 社会システムの変容
 ヨーロッパ行きを夢見るモロッコ人たち
 ファシズムからナショナル・ポピュリズムへ
 諸国民の歴史
 「第三世界とは何もの」であったか
第4部
 他者との共存のために
 研究者の社会参加に向けて
 フランスの移民統合モデルは有効か
 チアパスの苦悩、そして希望
 教育的に正しいアルジェリア戦争
 今日のフランスでユダヤ人であること
 バレンボイムとワーグナーをめぐる論争に寄せて
あとがき

著者紹介

『ル・モンド・ディプロマティーク』日本語版編集部 独立した有志のネットワークにより、インターネット版のかたちで発行している。本書に収録された記事に関しては、それぞれオフィスワーク、教育・研究、子育て、翻訳などを本業とする下記のスタッフが翻訳にあたりました。                 斉藤かぐみ、安東里佳子、井川浩、北浦春香、清水眞理子、ジャヤラット好子、瀬尾じゅん、冨家敬子、富田愉美、萩谷良、葉山久美子、逸見龍生、三浦礼恒、吉田徹、渡部由紀子、千野麻紀。