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ガンのある日常 体験者18人のいのちの力

ガンのある日常 影山和子 著

影山和子 著

発売日:2003.05.13
定価:1,760円
サイズ:四六判
ISBNコード:4-7571-5037-7

品切れ

この本の内容

愛する人を看取り、あるいは自らの一部を失いながら、ヒトはどのように「ガンのある日常」を受け入れていくのか。様々なかたちでガンと相対した18人の証言。すべてのガン患者と家族のために。

目次

まえがき
第1章 新しい扉を開く
 パパはヤブ医者だね、ママを治せなかったんだから 外科医 熊沢健一さん
 もんでも洗っても美しくフィットしている人工おっぱい 舞踏家 新野まりあさん
 書けなくなった脚本家を甦らせた沖縄 脚本家/エッセイスト/赤坂潭亭亭主 高木凛さん
 たったひとつの瞳が写す 写真家 富田豊さん
 動けなかった指が、霊感でピアノを弾く ピアニスト 遠藤郁子さん
第2章 希望は日常の中に
 二つのがんと五回の再発を超えて 経営コンサルタント 間瀬健一さん
 だるい腕を切り離したいと嘆いたことも 「リンパの会」代表 神保キサエさん
 いつか子どもを生みたくて、パッチワークの子宮 漫画家 里中満智子さん
 ちょっと不自由、でも生きている方がずっといい 作詞・作曲家 中山大三郎
第3章 あなたを忘れない
 尊厳死・安楽死に手を下すのはなぜ医師なのか 作家 塩見鮮一郎さん
 最後まで舞台に立った名優・宇野重吉の秘蔵っ子 女優 日色ともゑさん
 父の死が教えてくれた緑の癒し 画家・エッセイスト 宮迫千鶴さん
 死は生きるための着地点 ノンフィクション作家 柳田邦男さん
第4章 いのちの力
 お母ちゃんと同じガンになって、すべてを記録してやる ノンフィクション作家 柳原和子さん
 怒りなされ 小さな己を悟るまで 怒りなされ 尼僧・画家 中村明晃さん
 「自信過剰の手術好き」になれた動機 外科医 土屋繁裕さん
 「片方の瞳で泣く」という言葉が好き 「高齢社会をよくする女性の会」代表 東京家政大学教授 樋口恵子さん
 いのちとしか言えないようなものが、這い上がっていく 環境哲学者 和光大学教授 最首悟さん
あとがき
人物紹介

著者紹介

影山 和子(かげやま かずこ)
文筆業、予備校講師(小論文対応)。「生と死」「若者世代と親世代の生き難さ」「団塊世代の生き方と老い」「教育と子ども」などをテーマにノンフィクションを手がけている。
著書に『育春で何を学ぶか』(光文社文庫)、『親には言えないこと』(海竜社)、『なまけものの読書』(第三書館)、『出典・朝日新聞』(共著、朝日新聞社)などがある。