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生命を語る視座 先端医療が問いかけること

生命を語る視座 村上陽一郎 著

村上陽一郎 著

発売日:2002.10.08
定価:2,420円
サイズ:四六判
ISBNコード:4-7571-6009-7

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この本の内容

科学技術と社会の関係について長年思索し問題提起してきた著者が、科学技術が何を目指し、何を実現させようとしているのか、それが自分たちの「生」にどのように関わる可能性があるのかを説く。

目次

第1章 生命を語る場所について
第2章 生命情報の意味について――遺伝子の情報学
第3章 予知と判断について ――遺伝子治療
第4章 変化と安定のバランスについて――遺伝子組み換え技術
第5章 生命再生の手段について―再生医療、クローン技術
第6章 「治癒」の希望について――生殖医療
第7章 所有の構造について――自己決定
第8章 「もの」と「こころ」としての人間
第9章 生命にとっての安全について
補論 ゲノム基礎講座元のかかわり

著者紹介

村上 陽一郎(むらかみ よういちろう)
国際基督教大学大学院教授。東京大学名誉教授。専門は科学史・科学哲学。1936年東京生まれ。
主な著書に、『文化としての科学/技術』(岩波書店)、『科学者とは何か』(新潮社)、『科学の現在を問う』(講談社)、『文明のなかの科学』(青土社)など多数。