ホーム > 書籍出版 > 新東亜論 

新東亜論 

新東亜論 原洋之介 著

原洋之介 著

発売日:2002.03.18
定価:2,090円
サイズ:四六判
ISBNコード:4-7571-4040-1

品切れ

この本の内容

東アジアに新しい秩序を構築する途に立ちはだかる困難とは何か? 地域研究の第一人者が戦後の知的呪縛を解き放ち、21世紀アジアの文明と経済を見渡す壮大なビジョンを展開する。

目次

はじめに
起の章 二一世紀世界新秩序と東亜
 1 二一世紀世界新秩序と東亜 世界戦争とグローバル資本主義の危機ほか
 2 東アジア共同体をめぐって 東アジア広域経済圏の成立ほか
承の章 新しい東亜
 1 東アジアに形成された広域的経済圏 外向きの開かれた経済ほか
 2 グローバル資本主義と東アジア経済 東アジア地域内の経済循環ほか
 3 グローバル・ガバナンスへの代替的アプローチ ウォール・ストリート主導のグローバル・ガバナンスほか
 4 東アジアにおける地域主義への動き 東アジア内経済協力体制の構築にむけてほか
転の章
 1 東アジア文明の構図――経済の領域から 経済の景観史観ほか
 2 陸のアジア――中華思想 市場経済への移行ほか
 3 海のアジア――東南アジア世界 外文明と内文明ほか
 4 日本――文明のかたちと経済システム 東アジアで孤立する日本文明ほか
結の章 東亜における地域統合は可能か 世界歴史の大きなサイクルほか
おわりに

著者紹介

原洋之介(はら・ようのすけ)
政策研究大学院大学教授。専門は、開発経済学、アジア経済論。
著書に『新東亜論』『東アジア経済戦略』(ともに、NTT出版)、『「農」をどう捉えるか』『北の大地・南の列島の「農」』(ともに、書籍工房早山) などがある。